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甘ママ

メーカー勤務10年→ 2022年~インドネシア駐在妻。
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ジャカルタのインター幼稚園に3か月通わせてみた感想

インター
記事内に広告を含みます

シアン。インドネシア駐在妻の甘ママです。

せっかく海外にいるから、幼稚園くらいはインターでもいいなあ。

通わせてる人の感想を知りたい!

と、思ったことはありますか?

我が子(幼児)は、ジャカルタで、「日系からインターに転園」しました。

インター検討にあたり、特に知りたかったのは

・どんなカルチャーショックがあるのか

親の負担はどの程度か

親の英語力はなくてもいいのか。

今回の記事では、上記3点を中心に、率直な感想を書いていきます。

結論はこれ。↓

  • カルチャーショックは、結構ある。

海外好きで、だいたい気にならない私でも、子供が絡むと話は別

  • 親の負担は、日系より多め(個人の感想)。

かつノーティスも急だが、園の活動に積極的なママさんが多く、気にしていない様子。

  • ママの英語の出番は、そこそこある。

なお、パパに寄せる・後で先生とチャットするなど、ママが「喋る」機会を「減らす」ことは可能。少なくとも嫌いではない方がベター(嫌いだとストレスかも)。

  • インターを知ったからこその日系の良さもある。
  • 総合的に、私は(子供本人も)日系より今のインターが好き。

「インターか日系か」問題について、「子供の将来のため」云々はさておき、結局は

メインで園と関わる親(例えばママ)

  • 好きな方
  • ストレスに感じない方

を選ぶといいと思います!

海外に帯同してる時点で、親自身、既に大小ストレスはあるはず。インターを選ぶことで親がストレスに感じそうなら、「無理せず日系」が最適解と思うよ

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カルチャーショック

急な連絡が多い

「急な連絡」は、かなり、多いです。それも、内容が

  • 準備が必要なもの」(○○のコスチュームで来てくれとか、クラスでシェアできるスナックを多めに持ってきてくれとか)
  • 親のスケジュール調整が必要なもの」(お迎え時間が早まるとか)

にもかかわらず…(笑)

平均すると、3~4日前のノーティスですかね。

日本で同じことやったら、クレームくると思う(笑)

チョコやアメを断りなく園内で与えていた

今のインターでは、親に断りなく、園内で子どもにチョコやアメをあげていたことがありましたw

もらう経緯はさまざまで、

  • お友達が自分の誕生日に、おすそ分けでクラスメイト分持ってきたり(グッディバッグといいます)、
  • シネマタイムに先生が配ったり

したようです。

当時ウチでは、チョコはまだあげてなかったのに…

そして、あげた後のアフターケアが雑だったことにもびっくり。

ある日お迎えにいくと、我が子が棒付きキャンディを口に入れっぱなしにして、走りまわっていたことが…。(あぶない)

なお、リクエストは気軽に聞いてくれるので、打つ手ゼロなわけではないです。

ここでは、「日本なら言わずもがなでわかってもらえそうな事項のギャップ」という観点で挙げています。

つまり、「一つずつ、気になったことをリクエストしていく根気は必要」ということです。

感染症の園児が出ても情報共有がない

日系だと、クラスで感染症の園児が出たら、個人名は伏せて「うつる病気の子がでました」と情報共有がありますよね。

が、今のインターでは、まだ一度ももらったことはないです。。

個人情報の管理が…

我が子は、プリントの裏紙で、先生とお絵描きや折り紙を楽しみながらお迎えを待っていることがあります。

ある日、船の形に折られた紙をたまたま広げてみてびっくり。

それは、過去の「保護者面談のタイムスケジュール」の裏紙でした。つまり、

  • 園名、クラス名、園児氏名
  • 日付
  • 保護者のサイン(直筆)

のリストが、ばっちり載っていました!!

おーい(笑)

シュレッダーしてくれ~~。

発表会は別料金

ところで、通園先での「卒園式」「発表会と聞けば、日本の感覚では、

  • そのイベントは「全員参加」で、かつ、
  • 「追加の参加料は不要」と思いませんか?
  • ついでに、働く親に考慮して、土曜開催だと思いませんか?

今通っているインターは違いました!

我が子の園の場合、

  • 参加は希望制(だいたいの子が参加)
  • 平日開催
  • コスチューム代や家族の座席代(まあまあ高い)など、別途費用が諸々かかりました。。

その代わり、外に会場を借りて、だいぶ豪華なパフォーマンスだったようですよ。

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親の負担

課題のお手伝い

日本に「幼稚園」と「保育園」があるようなイメージで、インターも、以下2つに分かれます。

  • プレスクール=「学習」要素の強い園。「幼稚園」に近いと思います。クラスでお勉強系のカリキュラムがあります。
  • デイケア・チャイルドケア=「お預かり」要素の強い園。「保育園」に近いと思います。

我が子の園はスクール系で、

  • ミニプレゼン(週1回)
  • ホームワーク(週末)

があります。

そこは当然、「親の手伝い」が必要になってきます

まあ、幼児なのでホームワークといってもかわいらしい量(線を書く、数字を書くなどのプリント1~2枚)ですが、親がタイミングを見て「一緒にやろうか」と言い出す必要があります。

また、ミニプレゼンは、「好きなアニメキャラクター」など毎週お題が出るので、印刷して持たせたり、可能ならキーワードを1~2個教えたりします。

一度、すっかり忘れていた時にプレゼンのお題が「ピラミッド」だったことを当日思い出して、朝あわてて工作したよ(笑)

「負担」というほど負担でもないですが、預かり保育のように「預けて遊んでもらうだけ」とはちょっと違った感覚です。

親も、小学校の練習してるみたいな気分。

イベント関連の準備

園によると思いますが、インターでは、よりイベントに熱心なイメージです。「親も含めてみんなでイベントを楽しもう!」という空気感を感じます。

インドネシア人は大人もイベントに熱心だもんね。

独立記念日に「ボール運び競争」や「ウナギつかみ」できゃいきゃい盛り上がっているのを見て、悟りました

例えば今の園では、親が主催するイベントデーがあります。

企画、物品の調達、コスチュームなどをママ会の話し合いで決めていくので、準備にある程度時間が必要なようです。

「大人の学園祭」みたいで、私は楽しみ!

多国籍のママたちとお友達になれそうだし。

「英語を聞くと頭痛がする…」人や、「自分の時間を持っていかれたくない」人は、負担に思うかもしれません。そこは感じ方次第です。

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親の英語力について

パパ・ママいずれかの英語力は必須

親の英語力は、どちらか一方にはマストだと思います。

具体的にどんな場面で英語を使うかというと、

  • 親と先生の面談
  • 質問やリクエストを伝えたいとき 
  • 送り迎え時のちょっとした口頭連絡
  • レター通知・連絡帳を読むとき
  • 英語の絵本を読んであげるとき(ホームワークで出される園も)
  • クラスの企画でのママ会 

などなど。

ママが英語NGでも、寄せることはできる

上記を見て分かる通り、「日常的な英語は避けられない。」です。

「だけど、代替手段はある。」というのが私の感想。

つまり、本当に苦手な場合、「ママが英語をしゃべらずとも」乗り切れる手段はあります。

具体的には

【パパに寄せることで解決】

  • 親と先生の面談 →パパが出席 (or オンラインでパパ同席)
  • 英語の絵本 →パパが読む

「個人で対応」じゃなくて、「家庭で対応」という発想で問題ないと思います。

【スマホの翻訳機能で解決】

  • 質問やリクエストがあるとき →(例)翻訳機能を使って文面化し、WhatsAppでチャット(ビジネスでも積極的にWAを使うお国柄のようです。日本でLINEやりとりできる園は少ないと思うので、この点は便利)
  • 送り迎え時のちょっとした口頭連絡 →(例)翻訳済みのスマホ画面を用意して見せる・事前にWAで送っておく
  • レター通知・連絡帳 →スマホの翻訳機能を使って読む

実質「しゃべらないと絶対困る」ことは、そんなにないです。

「英語が嫌いとかではない

「しゃべれずとも関わるマインドはある

のであれば、楽しめると思うよ

そもそも「インター」かつ「幼稚園」だし、先生たちもしゃべれない人に合わせて汲み取ってくれるサービスマインドは持ち合わせています。

逆に、合わない思うのはこんな人。

  • 両親ともに英語アレルギー。」
  • 子供に同じ苦労をさせたくないから、「親は英語に関わりたくないけど、子供だけ勝手に習得してきてほしい

なぜなら、インターに入る以上、何らかの方法で「ママ・パパともに英語に触れることは避けられない」から。

↑このタイプの人はまだ見たことないけど(たいてい親も楽しんでる)、

念のため。

インターのここが好き

ここからは、インターの好きな点です!

全体的にゆるい

インターの「運営方針」や「先生たちの性格」は、全体的にゆるく、おおらか。几帳面でない人・「だいたい合ってればよくない?」と思う人には、相性が良いと思います。

私が好きなのは、例えばこんな点。

  • 欠席連絡や質問が先生とチャットでできて、ラク。
  • いちいち「紙ベースの要求」がない。(プリンタがなくても、早いしスムーズ。)
  • 意思決定やレスポンスが早い。おそらく、クラス担任に権限がわりと与えられているのだと思う。(日系は、トップに確認しないと現場ベースで答えてもらえないことも。)
  • 基本的に持ち物は自由。園指定の購入品(通園バッグ、シューズ、園服)が少なくて済むし、本人の好みに合わせて選べる

全体的に、日系に比べて、細かい指示・禁止物が少ないように感じます。

ちなみに、今のインターでは「入園案内」のような冊子も貰わなかったです。「ほんとに入園できたんだよね?初日登園していいんだよね?w」と逆に不安になるくらい、ゆるかった。(笑)

よく言えば、「親の裁量と常識」に任されているのでしょうね

先生が多国籍慣れしていて接しやすい

接しやすい」とは随分と主観的な話なので、説明が難しいのですが、とりあえず私が感じている事実として言えるはこれ。

今通っているインターでは

  • 先生たちが多国籍慣れしている
  • 国特有の慣習に引っ張られることが少ない
  • 小さな「行き違い」「伝達ミス」時の対応がスムーズ

海外生活に大小さまざまな「モヤっと」はつきものですが、親と先生とのコミュニケーションに関しては、今のインターで私が「モヤっと」を感じたことはまだ一度もないです!すごい。

例を挙げると、インターの先生は、小さなことでもすぐ謝ってくれるように思います。

おかげで、伝達ミスがあっても、その後のやりとりを気持ちよく受け取れることが私は多い

実はこれ(すぐ謝ること)、インドネシア人の中ではマイノリティらしいです。

インドネシア人には「謝る」慣習があまりないそう。

非を認めると付け込まれる・さらに怒られそうといった保身の意味があるようです。(私も最近知りました)

些細なことかもしれないけど、こういった個々の先生たちのグローバルマインドが、コミュニケーションの気持ちよさを底上げしていると思う

豊富な選択肢から、自分好みの園を選べる

ところであなたは、子どもから「ママ、水」と言われるのと、「お水ください」と言われるのと、どちらが気持ちよく動こうと思いますか?

子どもは、大人をよく見ています。

  • 先生から「かばん」「水筒」と単語で言われればその言い方をマネしますし、
  • 逆に「Take your bag, please.」「Water bottle, please.」と丁寧に文章で言われればそれをインプットします。

この例から何が言いたいかと言うと、

インターは選択肢が豊富なので、より自分好みの方針を選べるのがメリットです。

園にはそれぞれ、方針があります。

ジャカルタの日系だと数が限られてきますが、インターとなると、すごく豊富な選択肢から、好みの方針の園を選べます。

そして私は、今通っている園で、先生が単語ではなく「文章で」子どもに指示してくれる点を気に入っています。

文章で伝えるようにすると、きっと文字面そのものだけでなく、先生の言い方(語気、トーン)も違ってくると思います。

子供が言語を理解していなくても、

指示文を受け取るときの丁寧感は伝わると思うよ

一方、経験した日系だと「単語のみ」のことが多かったです。

この点は、「インター」「日系」の違いというより、園の方針の違いだと思っています。

インターを経験してから分かった日系の良さ

ここからは、インターを経験してからこそしみじみとわかった、日系のありがたい面を書いてみます。

日本の歌・四季の行事を取り入れてくれる

(1)日本の歌を取り入れてくれる

6月ならカタツムリ、2月なら雪やこんこんなどのシーズンものや、「ぞうさん」「ちょうちょ」といった定番ものなど。日系の園では、日本の歌をたくさん取り入れてくれます。

親になじみのある歌を、子どもが外で覚えてきて口ずさんでいると、なんかほっこりします。

一緒に歌ってあげられるもんね

一方で英語の歌は、親も勉強しないと乗ってあげられないです。「きらきら星」レベルですら歌詞は怪しいから…w

(2)四季のイベントを取り入れてくれる

節分や七夕の手作り品を、子どもは嬉しそうに持ち帰ってきます。

季節感の乏しい常夏の国、インドネシア」で、お友達と四季を愛でることができるのはありがたいです。

我が家の駐在は期間限定で、子どものバックグラウンドは日本になる予定なので、なおさら。

(3)生活習慣を歌で教えてくれる

我が子が通った日系の園では、「おかたづけの歌」「歯磨きの歌」のような、オリジナルソングを使って生活習慣を教えてくれました。これは助かる。

注意書きとして、もしかするとインターでも類似の歌があるのかもしれませんが、少なくとも我が子は家で歌ってはおりません。

(覚えられないだけだったりしてw)

おやつの味付けが幼児向け

日系の園では、クッキングやイベントで出されるおやつは、味付けが「幼児向け」(砂糖少なめ・味薄め)。

幼児にも安心して食べされられる味です。

大人が味見すると、物足りないくらいの味。

さすがだね

総じて運営面が日本の感覚に近く、驚きやストレスが少ない

ここまで色々と例を挙げてきましたが、総じて日系は、運営面が日本の感覚に近いので、驚きやストレスはインターより少ないです。

この「なじみのものへの安心感」は、求める人にとっては貴重だと思う

  • 予定の通知時期とか(十分アロワンスをくれる)、
  • イベントの企画内容とか(「4日後に○○イベントをやるから、変な帽子をかぶってきてくれ」みたいな、聞いたこともないような企画はない)、
  • 親の出番の頻度とか(だいたい園内で完結してくれる)。

「ジャカルタのインター幼稚園の感想」まとめ

ポイント、再掲です。

  • カルチャーショックは、結構ある。

→ 急な連絡が多い

→ 覚悟以上に、日本の感覚と大きく違う点がある(チョコ・アメの与え方、発表会の料金体制など)

  • 親の負担は、日系より多め(個人の感想)。

「小学一年生の練習みたいだな」が感想。

  • ママの英語の出番は、そこそこある。

ママが「喋る」機会を「減らす」ことは可能。少なくとも嫌いではない方がベター

  • インターを知ったからこその日系の良さもある。
  • 総合的に、私は(子供本人も)日系より今のインターが好き。

結局インターは、「親も楽しめるかどうか」。それに尽きる気がします。

(子ども本人が気に入っていることはもちろんですが)

海外住まいしているだけで、既に大小ストレスがあるわけだから、子供の将来とかはさておき、

  • 「園にメインで関わる親」(例えばママ)が「好きな方」
  • 「ストレスに思わない方」

を、選べばいいと思う。

日系とインター、どちらを選んでも、「じゃない方」にはない良さがあります。

実際に話を聞いたり、見学に行ったりしながら、ゆっくり考えてみてくださいね。

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