グッディバッグ準備するの、ちょっとめんどくさいな…
子供がインターナショナル幼稚園に入り、昨年(1回目)の誕生日を迎える頃。
私は内心、そう思っていました。
グッディバッグ(goodie bag)とは、子供の誕生日に、クラスメイトなどに一律にプレゼントを「配る」慣習です(貰うのではない)。
インターによく見られます。
が、その後「グッディバッグ」という概念に対して「自分なりの位置づけ」を決めることができ、
今年(2回目)のグッディバッグ準備は、なんだか楽しめちゃいました!
その「位置づけ」は、一年以上インターに所属する中で、
子供が貰ってきたバッグの中身をメモしてきたら、おのずと見えてきたもの…。
今回の記事では、私にとって、
- グッディバッグ選びが「めんどくさい」→「楽しい!」に変わった話と、
- バッグの中身例・準備方法
について書きたいと思います。
【この記事は、こんな人におすすめ】↓
- インターで初めて子供の誕生日を迎える人
- グッディバッグの選び方がわからない人
- 本音をいうとグッディバッグやりたくないな…と思っている人
心境の変化について
「めんどくさい」と思ってた理由
最初の頃、「めんどくさい・あまり乗り気じゃない」と思っていた理由は、以下です。
予算・中身がわからなかったから
「貰う」んじゃなくて、なぜ「あげる」…?
1つめは、「あげる文化の未知」。
そもそも、グッディバッグを貰ったことがなく、予算相場や中身のイメージが全く湧きませんでした。
- 自分の文化になく、
- 過去に経験したこともないので、
第一印象で納得感が持てなかったのも、「まあ当然」な気もします。
仲良しのクラスメイトがまだいなかったから
んー。そんなにまだ、お世話になってないなあ。(笑)
当時、我が子は入園したばかりで、人にも環境にも不慣れ。
- 仲良しのクラスメイトがいない。(顔と名前が誰も一致しない)
- 同様に、我が子も「クラスメイトから認識されているか」不明…。(年齢的にやむなし)
そんな状態でしたので、
「仲良しさんに、いつも遊んでくれるお礼に」ならわかるのですが、
「クラスメイト全員に、寛大に配りたい!」という気分には、(私が)ならなかったです。
グッディバッグ準備が「楽しい」に変わった理由
一方で、一年かけて「楽しい・アリだな」と思えるようになった理由は、以下です。
ハードルが下がったから
「オーバースペック」はなしで、自由にやればいいんだね!
インターに入って一年ちょっと。
その間我が子は、15名ほどからグッディバッグを受け取りました。
「貰う側」を体験してみて、気付いたことがあります。それは、
「自分がやりたい範囲で、自由にやればいいのだ」ということ。
今では、我が子の「グッディバッグ」というものに対して、
本人が好きなものを「おすそ分け」するイメージにしよう。
という「自分なりの位置づけ」を決めることができました。つまり、
- ムリをしない、
- オーバースペックにしない、そして
- 我が子の延長にないものは用意しない。
なぜなら、あくまでも「我が子が主体」だから!(お友達の誕生日ギフトを個別に選ぶのとは違う。)
具体的には、「余ったら、我が子が喜んで使うもの」と考えたらわかりやすいと思います。
一番ハードルを下げてくれた例(いい意味で)は、
「チョコ菓子詰め合わせ」のグッディバッグ。
よほどチョコが好きなんだな~と(笑)
正直いうと、我が子はまだチョコを与えていない年齢だったので、
ニコニコと持ち帰ってきて、「これ全部食べたい」とせがまれたときは、ちょっと困りました。
が、逆に、
「好みが合わない子もいるかもしれない」などと考えすぎなくていいんだな。
肩肘張らなくていいんだな。
と気づくことができました。
ナチュラルに「おめでとう」と言ってもらえるから
「おめでとう」を自ら貰いに行こう!
主賓自らプチギフトを用意し、クラスメイトに「いつもありがとう」と配ることで、
当日、ナチュラルに「お誕生日おめでとう」と言ってもらえます。
身近な例に例えると、
結婚式で退席するとき、出口で主賓の二人がプチギフトくれますよね。
あれに似ていると感じます。
ギフト渡すこと自体が目的というより、
一言会話して、おめでとうって言ってもらえるチャンスを自ら作っている感じ。
実際、グッディバッグを貰う中で、私自身が
- 貰った子の名前は覚える。(ポケモンにハマってるんだな等の情報も一緒に)
- 当日や翌日、送り迎えで見かけたら「おめでとう」と声をかけたくなる。
といった経験を通して、次第に
「主賓自ら与える・もてなす文化」もいいもんだな
と思えるようになりました。
よく見る中身の例
さて、バッグの「中身の例」ですが、これまで貰ったグッディバッグは、
「メイン(モノ)+お菓子系」の組み合わせが多かったです。
(なお、予算感は、家庭によってかなり幅があるように思います。)
「メイン(モノ)」は、以下のような例がありました。
つくって遊べるトイ
- ミニ絵の具セット+塗る対象物(布バッグが多い)
- ミニ色鉛筆セット+ぬりえ
- 組み立て式のブロックトイ
文房具・知育系
- キャラものの鉛筆・消しゴム・定規セット
- キャラもののボールペン(上にマスコットが付いてたり)
- マグネットブック
あげる相手の名入りグッズ
Risa, Ken, Alex…など、クラスメイト個々人の名入りでカスタムオーダーするもの。
- 名入りバッグ(とても豪華!)
- 名入りキーホルダー
- 名入り文具
貰ったら、メモするのがおすすめ
クラスメイトから貰ったグッディバッグの中身は、メモしておくのがおすすめです。
現地で入手できる「モノや方法」のイメージがわかるよ。
私は、
- 特に嬉しかったものに◎
- メーカーやインスタIDの記載があれば併せてメモ
などしています。
グッディバッグの準備方法
さて、ここからは、具体的な「準備方法」について書きたいと思います。
色々なグッディバッグを貰ってみて感じた、「私なりのおすすめ方法」です。
軸(方針)を決める
「今年はこんな方針でいこう!」というものをザックリ決めます。
これを最初に決めておくと、ブレずに(目移りせずに)選べます。
【例】私が決めた「軸」は
- 本人が好きなものを「おすそ分け」するイメージ。ムリはしない。
- 現地調達。日本輸入はしない。
- 中身は全員統一。あげる相手に合わせてカスタムはしない。
【現地調達について】
以前は、
インターだから、クラスメイトに”日本っぽいもの“を用意してあげたいなー!
(例:ドラえもんなど日本のキャラ入りグッズ、ハラルの日本製お菓子、日本製トイ)
などと思っていました。が、
- ただでさえ荷物が多い一時帰国で、持ち込むのは大変。
- さらに、数が多いと営利目的と見做され、課税されるリスクも。
そういう「オーバースペック」な発想はナシにしました。
【全員統一について】
それから、中身の「カスタムはナシ」で考えることにしました。
- あげる相手の名入りグッズとか、
- 男女別に用意するとか。
カスタマイズされたものは、実際に貰うととても嬉しいのですが、用意する側は大変そうなので、我が家ではナシの方針に。
「今年のテーマ」を決める
本人が今ハマっているキャラクターなどから、「今年のテーマ」を決めます。
【例】
ピカチュウ、ハムスター、宇宙、マックイーン、アナ雪、スパイダーマン、パウ・パトロール…
グッズやラベルデザインを選ぶとき、「テーマに寄せる」と統一感が出ます。
中身を選ぶ
ここからは、いよいよ中身を決めていきます。
我が子に寄せたメインギフト
まずは、メインでギフトにしたいもの(1つでも複数でも。小物系は複数貰うことが多い)を選びます。
子供本人が「ハマっているもの」を絡めるのがおすすめ。
クラスメイトは似た年齢層なので、興味に「大ハズレ」はないはず。
(※大当たりは狙わなくていい。「全員にビンゴ」はそもそもムリです)
【アイデア例】お絵かきが好きなら…
- ストレートに:色鉛筆や絵の具 でもいいし、
- 変化球で:電子メモPad、スクラッチアート、変わった形のクレヨン(例:ロケット) なども面白そう。
【アイデア例】スライムが好きなら…
・変化球で:夜光スライム、ラメ入り、キャラもの容器入り、トイと一緒にカプセル入り なども面白そう。
ちなみにこれらの例↑は、我が子に「アリだなあ」と妄想したけど、結局採用しなかったネタたち。
トコペで検索
購入先は、Tokopedia(通称トコペ)がおすすめです。(もちろんshoppeeでも)
検索するときは、明確に「これが欲しい」とイメージしてから検索するのがおすすめ。
プチプラで用意するなら、
「日本の百均やスリーコインズにありそうなトイ」
で考えると想像しやすいです。
イメージがないまま検索すると、商品数が多すぎて目移りします…
ケーキ持ち込み有無を決める
スクールによっては、ケーキを持ち込む慣習があることも。
スクール(か、ママ友)に確認しましょう。
我が子のクラスでは、主賓の子はほぼ全員、ホールケーキを持ち込んでいるようでした。
我が子の場合:
【昨年】クラス用ケーキは用意しなかった。(家族だけで食べた)
【今年】「お誕生日にはケーキを貰って、みんなで写真を撮るんだ」と本人が理解して楽しみにしていたので、用意することに。
持ち込みケーキは、
その場で食べるのか、切り分けてクラスメイトが持ち帰るのかもチェックします。
もしも「持ち帰り」方針の場合は、
切り分けた後「クラスメイトに配るための容器」も用意します。(※ここ重要)
以前、容器の準備を忘れた人がいて、クラスメイトたちは、ラップやキッチンペーパーに載せてケーキを持ち帰っていました。
せっかくのおすそ分けなのに、なんかもったいなかった…
お菓子で予算調整
メインのギフトと、ケーキ有無を決めたところで、一旦予算を確認します。
クラスメイトの人数によっては、200~300円違うだけでも総額がすぐ膨れ上がります。(笑)
残りの予算で、お菓子を選びましょう。
調整弁に使う感じです。
【選び方のポイント】
- 子供本人が好きなもの(=年齢層に合ったものになる)
- メインがかさばらない場合(例:ノート・シール系)、お菓子はボリュームのあるもの(例:箱入り・大袋入り)がおすすめ。
外袋・差出人ラベルを決める
最後に、外袋と、差出人ラベル(例:○○’s 3rd Birthday)決めます。
外袋とラベルは、決めたテーマ(好きなキャラクター)で選ぶといいと思います。
トコペでカスタムオーダーできます。
【参考】貰って嬉しかったもの
参考までに、これまでに我が子が貰って「嬉しかったもの」はこんなグッズ。
【ちょっといい文房具】
ハンドル式の鉛筆削り器を、ローカルのちゃんとしたメーカーで貰ったことがあります。
我が家は年齢的にまだ持っていなかったので、大活躍。
「センスいいな」と思いました!
【名入りグッズ】
考え抜いて名付けた我が子の名前…グッズに印字されて人から頂けると、やっぱり嬉しいです。
- キーホルダーなら持ち物につけられるし、
- バッグや文具なら子供が喜んで使うし。
その代わり、スペルミスがあると嬉しさ半減しそう。
ダブルチェックのリソース(時間・労力)を割ける人向きかな~と思います。
(だからこそ、貰ったときは労力含めて脱帽&感謝なのですが!)
やらなくてもいい
色々と選び方のヒントを書きましたが、個人的には、
親が気乗りしないなら、やらなくてもいい!と思います。
グッディバッグはそもそも、日本の文化にないもの。
インターでお誕生日を楽しむための「オプションツール」に過ぎません。
親が準備に疲れて、せっかくのお誕生日に不機嫌になってしまうくらいなら、やらない方がマシ。
日本と同じく「おうちで、笑顔で」祝ってあげられれば、何よりだと思いませんか。
【1回目の誕生日の話】
私自身がそんな考えなので、実は、
我が子のインター1回目の誕生日は、グッディバッグをまともに用意しませんでした。
お菓子200円程度を配ったのみ!(笑)
プチプラお菓子でも、お誕生日を認識してもらえて、おめでとうって言ってもらえますよ!
渡航/入園したばかりの子も、私の周りはちゃんとグッディバッグ準備してて、えらいな、と思う。
初回の私ほど手抜き省エネした人は見たことない(笑)
*
親が「準備も含めて楽しめる」と思う人が、楽しめる範囲でやればいいと思います。
「いまいちやる意味がよくわからない」「でも、全くのゼロは寂しい」という人は、お菓子がおすすめ!(笑)
まとめ
今回の記事では、
- グッディバッグの選び方・準備方法
- 私が、準備を楽しめるようになった理由
について書きました。
グッディバッグ然り、インターに入ると、日本になじみのない文化やイベントが多々あると思います。
「(本当はやりたくないけど)○○しなきゃ」とやっつけ仕事になるのではなく、
「○○したい」と親が思える段階まで腑に落ちてから、楽しんで参加できるといいですね。
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