シアン。インドネシア駐在妻の甘ママです。
最近、少し前(渡航5~6か月の頃)に書いた日記を見つけました。
今日はその中から抜粋して、「駐在妻日記」的な記事を書きたいと思います。
お題:
渡航後に、「私、変わったな」と自覚したものごとについて。
それは、
「安いから」という理由で、無意識に「本当に欲しいものとは別のモノを選ぶ」ことがなくなったこと。
「安い」という理由で選ばなくなった
理由:本当に欲しいものを選ぶことで、「自分の価値を自分で認めてあげる」考え方に納得したから
渡航後、私は昼間の一人時間に「本を読むこと」が増えました。
以前から本は好きだったので、趣味に拍車がかかった感じですね。
その中で共感したことの一つに、こんな記載がありました。
「値段ではなく、本当に欲しいものを選ぶことで、自分の価値を自分で認めてあげましょう」
(本の名前を忘れてしまった…思い出したらリンク貼っておきます)
つまり、
「本当は500円のスイカジュースが飲みたいけど、200円のアイスティーにしておこう」といった行動は、
自分で自分のことを「500円のスイカジュースを飲むのに値しない人」と言っているようなものだ
と書いてあったわけです。
実はこれ、「私あるある」でした…
ドキ―ン。
日本人(富裕層)向けは全部高いので、遠慮していた
なぜなら、ジャカルタで日本製のもの・ちょっといいものを買おうとすると、めちゃくちゃ割高感があるんですよね。
例えば「ハトムギ化粧水」とか「ソフティモの洗顔」のように、
- 日本だと「コスパがいいからみんな買う」位置づけの商品が、
- 「Japanese No.1」などと銘打って、あたかも高級層のように、澄ました値段で陳列してたりします。
たしかに販売個数はナンバーワンだろうけど、なんかちょっと意味合いが違う!!
ソフティモの洗顔ウォーム(400円くらいでたくさん入ってる)って、
「大学生がとりあえず彼氏の家に置いておく」くらいの位置づけじゃない?(笑)
それが1200円って…(白目
そんなわけで、割高感に圧倒された私は、
- ジャカルタで「日本製の商品を買うとき」や
- 「外国人向けのレストランで食べるとき」に、
「本当に欲しいかどうか」より「値段を見て」選んでしまっていました。
変化の過程
まずは数百円モノでトライ
「思い立ったが吉日」タイプの私。
本を読んだその日のカフェタイムから、さっそく「ドリンクの選択」で実践してみました。
普段は、値段で判断して「このお店ではいつもカフェラテ」と決めてしまっていたのですが、その日は「値段はさておき、何を飲みたい気分か」をじっくり考えてみました。
そうすると
ランチ後だから、デザート兼用で、甘いドリンクが飲みたいな
と思い浮かんだので、キャラメル風味のラテを選んでみました。(←あ、スタバです笑)
そしたら、とっても気分が良かったわけです。(笑)
たった150円くらいの差額で!
「たまには自分を甘やかす」ことの気持ちよさを味わいました。
これまで、150円を節約するために無感情にドリンクを選んでいたとは…!
もちろん、「値段がいくらであっても」シンプルなカフェラテを飲みたいときもあります。
そんな日は、(当たり前だけど)カフェラテを頼むのが「その時の自分にとってのベスト」だと思います。
少額で試してみたときの「いい気分」の経験を経て、
「値段はさておき、自分の気持ちに素直になってみるのもいいな」と思いました
今では数千円~1万円レベルでも選べるように
その後、少しずつ「自分にとって気分のいい選択」をできることが増えました。
「変えてよかった」と一番思っているのは、「ヘア系」ですね。
すなわち、普段のシャンプーと、美容院。
髪の毛が調子悪いと、気分も下がります。
逆に、調子が良ければ気分があがる。
小さなストレスがたまりがちな海外生活。
毎日の「いい気分」がお金で買えるなら、買いたいと思いませんか!?
ただし、やはりヘア系は価格帯が高いのですぐには変える決意ができず、最初にラテで「いい気分を体感」したときから半年ほどかかりました。
シャンプーの選択
※【渡航6か月頃】~今の選択へ
現地だとケラスターゼのシャンプーが「自分の髪に合うのに気づいてる」けど、高い。
ダイアンの方が「まだ安い」から、節約のために交互に使おう。
(むしろダイアンでも、私って贅沢してるんじゃないか)
から
ケラスターゼのシャンプーを使うとやっぱり「一番調子がいい」。
だから、
高いけど「自分が一番欲しいものを選びたい」
に変わりました。
美容院の選択
※【渡航1年頃】~今の選択へ。
気に入った日本人美容師さんを見つけたけれど、日本で切る感覚からすれば高い。
(日本なら、同じサービスをもっとリーズナブルに得られる。)
だから、「価格重視」で、「そこそこ」気に入っている別の美容院に行こう。
から
やっぱり、美容院帰りはウキウキした気分になりたい。
だから、
高いけど気に入った美容師さんに頼もう!
に変わりました。
だって、価格重視で選んだら、美容院帰りも全然「いい気分」にならなかったんだもん。。
「価格重視」でも言うほど安くはないのだから、逆にもったいなくて。
さすがに美容院は単価が高いので、
- 3か所のお店を・各2~3回試してみて、
- 一年かけて「自分を納得させる理由」がたまってから、
ようやく最近、この決断に至りました。
日本製が高いのは仕方ないと割り切る
インドネシアで「日本のもの」を求めると、それは「輸入品」であり、現地から見れば「富裕層向け」になるから、どうしても価格帯は高くなります。
日本製の中からさらに「気に入ったもの」を選ぼうとすると、「贅沢してるみたい」になっちゃうけど、ここにいる間はしょうがない!
だって、「いい気分」で心身健康な毎日を過ごすことも、きっと「駐在妻」として帯同してきた私の、ここでの使命だと思うから。
私の夫は、私がウキウキと出かけたり試したりするを見るたびに
「ウチのヨメ、ジャカルタを満喫してるわ」
とニヤニヤしてるよ(笑)
きっと、他の駐在員も同じ。
「仕事都合で連れてきた家族が、毎日を楽しんでくれる」ことは、駐在者(旦那さん)に最大の喜びと安心を与えるのではないでしょうか☆
というわけで、あなたが「いい気分で」過ごすために必要なアイテムは、過度に節約せずに「本当に欲しいかどうか」で選んでいいと思います。
私はそのマインドに「変えてよかったな」と思っているよ
どうしても割り切れない人へ
「どうしても、高いものを選ぶのはもったいない気がする」という人へ。
気持ちは、わかります。
自分の稼ぎじゃないですし、どうしても日本の価格帯と比べてしまうので、「不要な出費なのでは?」と思ってしまうその気持ち。
そんな人はぜひ、「自分を納得させる理由」を集めてみてください!
(私の美容師選びの時みたいに)
「自分を納得させる理由」とは例えば、
- 他の日本製品の価格帯(○○でさえ○○円する市場である)
- 贅沢しないために払った努力(どのくらい安いものを、既にどのくらいの期間試したか)
- その結果どんな不都合が起きたか(例:気分が上がらない)
- 差額でいくらプラスすると、どんな「いいこと」が得られたか(例:一日いい気分で過ごせる)
などなど。
私は、今ではこう思っています。
- 私の選び方は、無意味な「浪費や贅沢」ではない。
- 輸入モノの値段跳ね上がるのは、「単に需給バランスの問題」であって、「ブランド品を次々買う」とか、「ホテルランチを毎日する」とかの贅沢の類とはワケが違う。
- これは、私がここで「より気分よく」日々を過ごすことを手助けしてくれる、必要なアイテムである
仮に夫に「高くない!?」と突っ込まれたとしても、
説明できる自信があるよ
あなたは、共感しますか?
それとも、違う考えをお持ちですか?
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