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甘ママ

メーカー勤務10年→ 2022年~インドネシア駐在妻。
「海外生活・育児中という制約下でも、自分の人生を楽しみたい!」あなたを、このブログを通して応援します。

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駐在妻一年生だった私が、ストレス期から一晩で抜け出した方法

ストレス
記事内に広告を含みます

今回の記事は、反発を承知で書いてみようと思います。

99人から反発されても、必要としている1人に届くことを願って。

なぜ「反発」予想かというと、私が実行したストレス回復の劇薬は、

「誰でも今すぐできる」ような方法では「ない」から。

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ストレス一発解消の解決策

先にタイトルの答えを書きますね。その「方法」とはこれ。

渡航8か月頃に私は、「一人で=子なしで、4日間の東京旅」をしてきました。

旅の目的は、「長年の友達に自由に会い、しゃべり倒したい。

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想定されるリアクション

この「ストレス解消策」に対して、こんなリアクション(=反発の声)が返ってきそうです。

【子なしの方々からは】:

たった4日間?

飛行機代がもったいない

【子連れの駐在妻からは】:

4日間も夫がワンオペ育児?
無理無理、ウチではできない

後者のリアクション、気持ちはよくわかります

私も最初はそうでしたから。

(友達から提案されたとき、何度ムリを連呼したかわからない

でも、後から冷静に振り返って、このタイミングでこの旅を設定したことは、

私にとって、とてもいい判断でした。

このキッカケがあったからこそ私は、自分でも原因のわからない鬱々としたストレス期を

短期間で終わらせることができたと思っています。

※私の「ストレス期」は、ウツとか、適応障害ほどではなかったと思います。睡眠・食事はちゃんととれていました。

ただ、きれいな服に着替える気が起きない、メイクするのが面倒、人に会うのが面倒、好きなはずの読書に集中できないといった「全体的にやる気のない期間」が数週間続いた感じ。

なお本記事は、個人の体験です。気になる方は独自に判断せず、身近な人や第三者への相談をお勧めします。

例:海外こころのヘルプデスク24時(無料です)

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伝えたいこと

この記事を通して伝えたいことは、以下3つです。

・「駐在妻の立場」にとらわれず、「もしかしてできるかも?」と思ってみてほしい。

・しかるべき相手に、願いを言葉にしてみてほしい。

・ちょっとした不調でも、続くなら軽視せず、「まず自分が」ちゃんと向き合ってあげてほしい。

3つめについて補足。

初めての駐在妻生活は、例えるなら、

初めて妊婦になったときに似ているな」

と思います。

どれも初めて経験することばかりで、

  • 何がトリガーで落ち込んだり、体調不良になったりするのか、自分でも明確にわからない。」
  • どの程度でムリだと声を上げていいのかわからない。」

あたりが。

妊娠前と同じ感覚で、

このくらい頑張れば乗り切れるレベル

だと思っていたら、その後体調を崩して

あ、やっぱりムリだった

と悟った経験。

身に覚え、ありませんか?

私は、「あの時、もっと自分に優しくして、ワガママ言っても全然良かったのにな」と思う妊婦エピソードはいくつもあります。

海外帯同も同じだと思う。

もっと、自分に優しくして、ワガママ言っても全然いい。

この方法のメリット

「子なしで日本に行く」ことの難しさは後から触れるとして、

この「解決策」のメリットを先に書きたいと思います。

わかりやすいキッカケになる

完全に自分の自由が利く」旅行を設定することは、

「なんとなくずっと晴れない」気分を切り替えるための、「わかりやすいキッカケ」になってくれます。

そして、効き目抜群。

なぜなら、駐在妻のストレス原因は、要は①日本と違って○○できない」に集約できると思うから。

子連れの場合、これに②「子供マターで自由が利かない」が乗っかります。

期間限定でも、これらの「ストレスの要因を取り除く」わけだから、

「効果大」なのは当然といえます。

この「2大ストレス」から「完全フリー」になる4日間を設定したことは、少なくとも私にとって、

一気に気分を切り替えるに十分なパワーを持つ、強力なキッカケになりました

即効性がある

この「解決策」の意外な功績は、

「行く前から」元気になった(!)

ことでした。

これが「一晩で」ストレスから抜け出した、とタイトルに書いた理由。

私の場合、フライトチケットを買った瞬間から

(むしろ配偶者にOKもらってフライト選んでいる段階から、)

既にウキウキと、日本行きプランに思いを馳せている自分に気が付きます。

前向きな未来に意識を向けられる

  • 4日間で、移動を除くと実質2日。誰に会いたいか
  • その人たちと、何をしたいか
  • 日本で、何を食べたいか

子連れじゃないので、夜も連日飲みに行けます。

二次会だって行けちゃう☆

一時帰国とは異なり、半ば義務のような病院巡りも買い物リストもありません

自分の服をゆっくり見てもいい。

通りすがりの直観で立ち止まって、好きなだけ試着してもいい。

誰も待ってないからね。
自分も小荷物だし。

今まで、大したトリガーもなくモヤモヤしていたのがウソのように、

近い未来の「楽しみなこと」だけに意識を向けることができました

甘えさせてもらえる

そして最大のメリットは、これ。

長い付き合いの友達に、存分に甘えさせてもらえる

この効果を存分に得るために、

アポをとるとき、正直に相手方に伝えておきましょう↓

・慣れない海外生活に、気分が沈み気味なこと。

・今回、打開策として、「子なしでの」弾丸旅を手に入れたこと。

・日本であなた(たち)に癒されたいので、日程ピンで申し訳ないが、ぜひ会ってほしいこと。

ちなみに私は、フライト到着日の夜から3組みっちり予定を入れ、

「夜は飲み倒し、翌AMは二日酔いの休憩」に使うという、なんとも好き放題な時間を過ごしました。

到着すぐのコンビニで「ウコンの力」を買い、
万全の体調で臨むという本気ぶりw

「西松屋で○○買ってきてほしい」といった家族からのおつかい系は丁重に断り

帰りの空港で買えるもののみOKしました。

だって、たった2日しかないからね。

苦労して手に入れた、これは、私だけの時間

日本の友達はみんな温かく迎え入れてくれて、

  • 私の話をメインで聞いてくれ
  • 多少のグチグチを大目に見てくれ

文字通り甘やかしてくれました。

それは本当に幸せな時間で、ありがたくて。

そして「困ったら自分を応援してくれる人がいる」事実に、

素直に「またがんばろう」と思えました。

この方法の難しい点

メリットたくさんの一人旅でしたが、

子連れの駐在妻にとって、「この解決策は容易ではない」ことは、十分承知しています。

子供のお世話

一番の気がかりは、子供マターでしょう。

多くの場合、夫(配偶者)にお願いすることになると思います。(住み込みのメイドさんがいれば別ですが)

1つめのハードルは、夫が「一人で育児をこなせるか」、

つまり、

子供の身の回りのこと(食事内容、食器や着替えの保管場所、スクールの送り迎え詳細etc.)を理解しているか、という点です。

感情的な面

2つめのハードルは、感情的な面。

そこまで苦労して「妻を旅行に行かせてやりたい」と思ってくれるか、です。

共働きの出張ならまだしも、「専業主婦のプライベート旅行」のために、

4日間ワンオペ育児をハイそうですかと引き受けてくれる駐在員…

そうそういないと思います。

だって、夫(配偶者)からしてみれば、一週間働いてやっと週末かと思ったら、実質休息なしで、また次の一週間働くわけです。

あと、医師からの「ウツの診断書」があればまだしも、「そうでなければ理解しがたい」人もいると思う。

元気そうに見えるし

ですよねえ…

この方法の「ミソ」は、

  • そうなる(かもしれない)だいぶ前のうちに、
  • それもヘルシーに、
  • 「何か起爆剤になるようなストレス解消策をやってみましょ」という点にあるのですが、

その発想の理解が難しい人もいますよね。

そういう人がいるのも、わかります。

お金の面

さらに、「最後の砦」的なハードル。

お金の面:その妻のプライベート旅行に、「夫が」稼いだお金を快く出してくれるのか。

だって、私たち(専業主婦)、稼いでないですから…。

何かと立場の弱い駐在妻

ハードルはたくさん。

実現までの経緯

そんな私がなぜ、「癒しの一人旅」実現に至ったのか。

その経緯を書きたいと思います。

最初はムリと思い込んでた

キッカケは、友達との会話でした。

私が、

  • 「一時帰国が、思ったほどリフレッシュされなかった」話、
  • 友達付き合いが微妙に特殊で、時々難しいと感じる話、
  • コミュニティが一気に狭くなる話、などなど、

うにゃうにゃと煮え切らない話をしておりました。

それを長々聞いてくれた後、友達(日本・既婚・子なし)がナチュラルに言ったんです、

次日本来るときは、旦那さんと子供で実家に帰ってもらって、

その間、甘ママは一人東京で過ごしてみたら。

いやいやいや!無理無理無理!

わたくし、その場では全力でムリを連呼

そう?付いていった側にも、たまには

完全に安心できる場所で、リフレッシュされる権利、あると思うよ

いやいや…だって私、

海外住みたいから駐在歓迎だよってむしろ夫に頼んでたし…

しかしその後、一人で過ごすときに「いいアイデアだなあ」と何度も思い返していました。

その時はまだ、自分ごととして、捉えていませんでしたが。

アイデアを妄想すると同時に、ポツンと思ったのは、これ。

でも、夢のまた夢だな。

心境の変化

もしもその友達が、

  • 子持ちの専業主婦の状況を理解せず、
  • 思いつきで言ったなら、

「夢のまた夢」のままで終わったと思います。

ご冗談を。子供いないから、そんな突飛なことが言えるんだ…

といった負の感情が、私の中にひとつも浮かばなかったのは、

その友達と話す中で、

子持ちの母がどんな状況にあるのか自体は、既によく理解している

その上での発言だった」と感じたから。

「いつか、行けたらいいなあ」と書いた手帳を眺めていたとき、

私はふと思いつきます。

そのいつかって、今じゃね?

だって、

  • ウツとまではいかないけど、このところずっと気分沈んでるし。
  • やたらネガティブな面が目に付くし。
  • 一時帰国で「元気百倍☆」になれるかと期待したけど、忙しくて楽しむ暇なかったし。(こちらのプランミス)

この秘策、今使わずにいつ使う!!!

●関連記事:

配偶者の反応(第一声)

それで、ダメ元で一応、夫に切り出してみました。(最初は5日間で交渉)

夫の最初の反応は、想定したとおりのものでした。

それはムリ。

俺は遊びで来てるわけじゃないよ

子連れなら、いいけど。

そんなことしてる駐在妻、他にいないでしょ?

ですよね…(涙)と内心凹みつつ、私も粘ります。

じゃあ4日間なら?

私も遊びで来てるわけじゃないよ。

今回は子連れじゃ意味がない。

メイド(朝・掃除のみ)を私が仕込むなら、どう?
スポットで夕方までの延長交渉、子供のお世話系の教え込みは担当する。

配偶者の反応(可能性の芽)

そんな会話の中で、ちょっと「可能性の芽」的な発言が出てきます。

それが許されるなら、俺も一人でタイとかにいきたいね

4日。含まれる平日は1日まで
(三連休・飛び石連休狙い)

今回が最初で最後。

んッ?4日ならいいの?

一人でタイ?

どうぞどうぞ!

だって夫の出張中は、私、いつもワンオペですから!

話がほぼ固まりかけたとき、最後に夫が聞いてきました。

で、お金はどうするの?

正直、費用面は誰が出すのかまで考えていなかったのですが、この実現しそうな勢いを崩したくなくて、私は即答しました。

それは、自分で出す。

幸い、我が家では共働き時代に「別会計」にしており、私の口座に貯金がいくらかありました。

こうして、

私は晴れて「完全フリー」の4日間を手にしました。

  • 希望の5日間ではなかったものの、
  • そして「最初で最後」が条件だったものの、

ゼロより全然いい

「夢のまた夢」が、お願いしてみたら、ほんとに叶っちゃった!!

その時はうまく説明できなかったけど、後から考えたら、

私の言いたかったことはこうだと思う。

連れてきた家族に、鬱や引きこもりになられるより、
4日間のフリーで回復してくるなら安いものだと思って、協力してくれたら嬉しい。

新しい家族のカタチ

それ以降、我が家では、夫婦が個人行動で「子なし旅行」をすることが、さほど「特別」ではなくなりました。

つまり、その後もそれぞれ、何度か行きました。(笑)

「最初で最後」が条件だった一人旅行ですが、

夫も一人でタイに行ってみたら、楽しかったようです。

たしかに、子なしもたまにはいいね

と、帰ってくるなり言っていました。

これはこれで、新しい家族のカタチとして、アリだなと思っています。

家族旅行にもたまには行きます。

でも、子連れだと、旅行プランはまた違ってきます

大人だけで(一人)、ファミリーで。

それぞれ、違った楽しみ方があるんです。

(子供を預けて「夫婦旅」でもいいかもだけど、なんかかわいそうで。他人に数泊預けてまで行こうとは思わない)

オマケ:我が家の前提

元々、2つはクリアしていた

なお、これが叶った我が家の「前提」を正直に書いておこうと思います。

なぜなら、ウチは恵まれた方(叶いやすい条件が揃っていた方)だったと思うからです。

我が家では、「難しい点」に挙げた3つ「子供ケア・感情面・お金」のうち、

感情面以外の2つは既にクリアしていました。

つまり、

  • 夫は、私抜きで育児を任せられるスキル(我が子のお世話のルーティン・詳細の理解)が既にあったし、
  • 私は、「私個人のお金」を持ち合わせていた。

甘ママさんちは、旦那さんの理解があるから…ウチとは違うから…

という声が聞こえてきそうなので、念のため言っておくと、

家事育児への協力体制は、一朝一夕に育ったわけではなく、結婚前(同棲時代)や出産前(妊娠中)からのプチ衝突の積み重ねの結果、今に至るのだけど、

本題から逸れるので今は省きますね…。

元々、旅行好きだった

我が家は夫婦ともに、元々旅行好きでした。

出会う前から、それぞれ一人でバックパッカーしていたような人たちです。

だから、一人行動は苦にならないし、むしろリフレッシュになるタイプ。

それで、

「それぞれの一人旅」をお互いメリットに感じ、叶った面もあります。

もしもあなたが

  • 「一人で国際線乗るなんて、ド緊張」
  • 「一人歩きは別に楽しくない」

といった嗜好なら、そもそもリフレッシュ策として成立しないかもしれません。

子供の人数・年齢

子供が「1人」で、「離乳食なし、トイトレ済」だった点も大きいと思います。

あと、配偶者の仕事面は、平日一日なら「なんとかしてくれた」。

↑仕事柄、どうしてもムリな人はいると思います。

(「平日一日」の幼稚園のお弁当は、夫が作ってくれたよ)

まずはできることから

子なし一人旅行、叶ったらいいなあ…

でも、子供ケアの面で、ムリかなあ…

そうおもったら。

もしも現時点で、子供を任せて

  • 休日一人で、カフェにいく(ランチスキップ)
  • 飲み(県人会など)に行く(夕飯・寝かしつけスキップ)
  • 早朝イベントに参加する(朝食スキップ)

ことも難しいのであれば、たしかに、いきなり宿泊旅行はハードルが高すぎる気がします。

まずは、今より一段階上の、できることからでいいと思う。

(例えば上記の「休日カフェができるようになる」ことから。)

今ない何か」が得られると、それだけで「リフレッシュ策=ストレス減」を図れると思います。

配偶者の協力を得られるのが一番だと思いますが、どうしても難しいときは、他の手段も取り入れてくださいね。

あとは、もっと前段階の策で、

「まずは話してみる」だけでも!

●関連記事:

●”安全”な(話が漏れない)相談先の例

例:海外こころのヘルプデスク24時(匿名可・無料です)

まとめ

今回は、

  • 駐在妻のストレス初期、特に子連れママによく効く「解決策」の体験談と、
  • そのメリット難点我が家の例(実現までの経緯)

を書きました。

伝えたいことは、以下です。

【伝えたいこと】(再掲)

・「駐在妻の立場」にとらわれず、「もしかしてできるかも?」と思ってみてほしい。

・しかるべき相手に、願いを言葉にしてみてほしい。

・ちょっとした不調でも、続くなら軽視せず、「まず自分が」ちゃんと向き合ってあげてほしい。

この記事が、誰かの「私にはムリという思い込み」を外すキッカケになったら、とても嬉しいです。

かつての私が、友達に外してもらったように!

コメント

  1. もぐらや より:

    甘ママさんの作戦勝ちですね!

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