ジャカルタの長い車移動に。Audible を無料で体験>>
プロフィール
甘ママ

メーカー勤務10年→ 2022年~インドネシア駐在妻。
「海外生活・育児中という制約下でも、自分の人生を楽しみたい!」あなたを、このブログを通して応援します。

甘ママをフォローする

「現地採用で働きたい」と思ってたけど…やっぱり駐在妻のままがいい

仕事
記事内に広告を含みます

私は、日本で10年以上勤めた職場を辞めて、夫の駐在に帯同してきました。

渡航前は、

現地の生活に慣れたら、絶対に働くんだ!

と(前のめり気味に)思っていました。

家の外に「自分の所属がない」という状態が、どうしても想像できなかったから。

でも、一年経った今現在は、「やっぱり駐在妻(専業主婦)のままがいい」という考えに。

自ら「働かない選択肢」を選んでいます。

今回の記事は、なぜ考えが変わったかのお話です。

【こんな人におすすめ】

・帯同中、現地就労を迷っている人

・就労に「何を求めてるのか」、他の人の考え例を知りたい人

・駐在共働きの育児分担で「何がネックなのか」知りたい人

※子連れ前提で書いています

スポンサーリンク

なぜ気持ちが変わったか

なぜ、「やっぱり駐在妻がいい」に変わったのか。

今だから自覚してる。「本音」はきっと…

今あるものを手放したくない(小声)

この裏に色々あるけど、まあ突き詰めるとコレ↑に尽きる。

「今あるもの」とは私にとって、「心の余裕」と「時間」です。

一度「ある」状態を知っちゃったからねぇ…(笑)

スポンサーリンク

変わった経緯

踏ん切りが付かずにいた

渡航前には「慣れた頃には働く!」と心を決めていた私ですが、

そして日本から既にRGFとかパーソルに登録・担当者とやりとりしてたんですが、

実は渡航後、生活にそこそこ慣れた後も、就活切り替えへの踏ん切りが付かずにいました

  • 「いいメイドさん(子守)が見つかってない」とか
  • 「帯同者の就労は禁止されてるからハードルが高い」とか

自分に対して色々理由をつけてたけど、本当は、

先に書いた「手放したくないという本音」に気づいてなかったんだと思う。

本音に気づいたキッカケ

気持ちが変わった(=本音に気づいた)キッカケは、渡航10か月頃のこと。

一度「働く前提で、一日の流れをシミュレーションしてみたこと」でした。

これが、全くワクワクしなかったのよ。(笑)

「オンライン勤務ありき」で2パターン想定してみたんだけど、

なんか、私ばっかり頑張ることにならん?

って思っちゃって。

夫婦で育児を分担するのが日本より難しく、

「私の現状の生活に、オントップで仕事が乗っかる」

ことに、明確に気づいたわけです。

案ずるより産むがやすし」みたいなやつですね。

●関連記事:

スポンサーリンク

なぜワクワクしなかったか

なぜ、ワクワクしなかったのか。

これを紐解くには、「私はなぜ、働きたかったのか?」、その本音から語る必要があると思います。

「いいとこどり」はできない

たぶん、以前の私が「働きたい」と思っていたその本音は、

いいとこどりしたい!

だったと思う。

どういうことかというと、

・何らかのタスクを通して「自分の価値観」を感じていたいから、仕事は「適度に」欲しい

・同時に、たまには「遊びたい」。

「遊びたい」とは具体的には…

【駐在妻ライフ的なおたのしみ】

  • オンライン勤務をうまく活用して、たまには「駐在妻の友達」と平日ランチも行きたい。

【ワーカー的なおたのしみ】

  • 平日夜、週1回くらいはリフレッシュに出かけたい(夫と育児担当を交代)。
  • 働いてる友達」と飲みやランチを楽しみたい。

つまり、平たく言うと「両方ほしい!」

わがままw

でも、超本音じゃない?(笑)

つまり、ワクワクしなかった理由は、

タイムスケジュールを引いてみたことによって現実が可視化され、

私が妄想していた「いいとこどり」の花絵面は、実現できないな

と気づいたから。

駐在妻の就労、日本と違って何がネック?

私にとって、「決定的に日本と違うこと」は、以下2点でした。

保育園がないこと。

私が非正規雇用になることで、子供のイレギュラー対応のもっぱら吸収役になってしまうこと。

我が家の共働き時代

もう少しイメージしやすくするために、「私の共働き時代」について書いておきますね。

【我が家のオペレーション】@日本

  • 7~19時 保育園
  • 朝担当:夫(子供を起こしてから、園に送るまで全部)
  • 夜担当:私(お迎え~寝かしつけまで全部)
  • 水曜日(振替可)は「朝夜交代

ポイントは、

・朝担当は「園に連れて行くだけ」じゃなくて、起こす・朝食・歯磨き・着替えなど全部が含まれること。

・保育園の呼出対応「夜担当」と明確に決めたこと。

つまり私は、水曜日には、飲み会やリフレッシュを入れることができました。

それも、呼出に左右されない「確約ベース」で

ついでに言うと、「朝の子供マターがゼロ」になることで、残業は「朝、吸い取れた」

※かなり協力を得られていた方だと自覚してます。夫氏ありがとーう!

なお、夫婦ともにフルタイム正社員で、フレックス(例:発熱呼出で3時間早上がりした代わりに、「別日に1時間早く仕事スタート×3回」でフル勤務扱い)が可能でした。

つまり、私はこの「日本と同じ前提で」働きたいと思っていたわけです。

「日本と同じ前提」はムリ

でも、シミュレーションの結果、悟りました。

駐在妻が働くなら、「日本と全く同じ」育児分担は、ムリです。

だって、日本とは環境が違うもの。

本当に働きたいなら、何かを譲らなきゃいけない。

でも私は、何も譲りたくなかった…(笑)

保育園がない

  • 朝7時オープン・近所」のような保育園がないから、
  • かつ夫の管轄範囲が広いから(例えば朝イチで打ち合わせ@チカラン*もありうる)、

「朝担当」を夫に任せられない日は頻繁に出ます

また、

  • 「幼稚園」だと親の出番も多いし、
  • 「クリスマスで3週間休み**」とか、「イベントで午前解散」もよくあります。

*ジャカルタから片道2時間。

**休みが少ない園もあります(ただし選択肢は狭まる)。我が子は今の園を気に入っているため、転園しない前提で検討しました。

非正規雇用

現地採用で働く場合、私は「日系企業の契約社員@オフィス勤務」をイメージしていました。
(営業補佐、総務・経理など)

駐在員と現地採用では、給与も責任の範囲も違います

少なくとも日系企業では。

例えば

  • 出張があるか?
  • 役員説明があるか?
  • 重要顧客の外営業があるか?

など、担当業務の重みが違ってくるはずです。

つまり、育児系の「メイドさんでカバーできない事態」への「融通しやすさ」でいうと、

どうしても非正規雇用(妻)の方が受け皿になっちゃうと私は思う。(認めたくないけど)

育児分担は夫婦間の話し合い次第とはいえ、その「構造的な違い」は夫婦間だけじゃどうにもならない。

(これは日本でも同じことが言えます。)

え?日本の共働きでも全部私(妻)がやってたよ?

って人も、きっと、いるよね。(すごい…やりたくてやってるわけじゃないと思うけど、でもすごい涙)

そういう人は、メイドさんさえ見つかれば一旦クリアなのかな…?

正直、そこはよくわかりません。

想定と相違ないか」、自分のパターンでシミュレーションしてみてね

別の形で満たすことに

これ(私の求める育児分担はムリ)に気づいたとき、思い出した言葉がありました。

元上司
元上司

きっと甘ママさんが「仕事」から求めてるものって、

「お金」じゃないよね。

ボランティアとか…いいの、あるかもよ

元上司
元上司

僕の妻は、駐在妻時代、ご縁があってバーでピアノ演奏をしてたよ。

無償だったけど、生き生きしてた。

上記は、職場を辞める前、「現地で働きたいんです!!!!」を宣言していた私に、

とある上司別の国に駐在経験のある人)が、ゆっくりと、穏やかに、話してくれたものです。

・・・!

正直、言われたときは一瞬返事に詰まりました

だって、労働と対価はセットだと思ってたから…

あと私、ぶっちゃけ「現地採用で働いてます」って一度言ってみたかったのよ。

その一言に含まれるバリューとか拍が付く感じ、欲しかったんだと思う(笑)

きっと元上司は、

  • 「私(駐在妻)の就労が、通常、夫側の勤務先から制限されること」
  • 「駐在妻の具体的な生活イメージ

みたいなものを全部分かったうえで、

私が前のめりすぎるのを気にかけて言ってくれたんだと思います。

言われてみると、確かに私は、一番に「お金」を求めていたわけではなかったと思う。

もちろん収入は付いてくるに越したことはないけど、

一番は「社会とのつながり・貢献感家の外のコミュニティが欲しかった」。

そしてこの欲求は、

今あるもの(=時間と余裕)を失うことなく、

別の形で満たすことができるのかもしれない

と、今では思っています。

(具体的には、このブログサイトを運営したり、Kindle本を執筆したり、色々試してみてる)

  • 変なプライドを捨てるのに時間はかかったけど、
  • あとこの先考えが変わるかもしれないけど、

今現在においては後悔してないよ。

むしろスッキリして駐在妻を満喫してる

※【参考】なお、駐在妻(帯同者)の現地採用は、「残年数が3年以上ないと厳しいらしい」との話も知人(帯同者としてベトナムで就職した人)から聞きました。

私は「考えが変わったら、そのときにまた就職考えたらいいかな」とは思っていますが、一方で、

その頃には高確率で残り3年を切ってるので、「実際は難しいかもな」(=結局ずっと駐在妻のままかもな)と思ってもいます。

まあ、なるようになるかと。

まとめ

今回の記事では、

・「現地採用で働きたい!!」から「やっぱり駐在妻がいい」に変わった「経緯」と、

・その背景にあった「本音」(失いたくない・いいとこどりしたい)、

非正規雇用による問題点(受け皿がいつも妻になる

について、思うことを正直ベースで書いてみました。

駐在妻って、期間限定で色々立ち止まって考えられる、すごくいい機会だと思います。

「働かない選択肢」も、個人的にはアリだと思う。

仕事
スポンサーリンク
シェアする
甘ママをフォローする
甘ママ – インドネシア駐在妻ブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました