シアン。インドネシア駐在妻の甘ママです。
今回は、渡航後初めての「待ちに待った日本」で、「なぜか疲れちゃった」時の話を書きます。
【今回の記事は↓】
・誰に:初めて一時帰国する人に
・何を伝えたくて:
タスク系(病院・買い出し)だけでなく、
やりたいこと系(友達に会いたい・電車に乗って自由に歩き回りたいetc.)もぜひプランに入れて!と伝えたくて
書いてます!
あと、上京組(都会に出て長い方々)もご注意を。
「滞在先は地元の実家」でも、あなたのアイデンティティが既に地元にない可能性、ありますので…。
初めての一時帰国の感想
行く前:ワクワク
初めての一時帰国が決まったときは、心からワクワクしました。
だって、買いたいものも食べたいものもたくさんある!!
一度現地で生活しているから、渡航前と違い、日本の「何がありがたいか」よくわかっているわけです。
- モノを買わずとも、あのジャパン・クオリティの接客サービスに触れるだけでもう幸せ。
- エアコンの温度が、北極みたいにキンキンじゃないだけできっと幸せ。
あー早く行きたい!
行った後:思ってたんと違う
いざ地元に帰ってみて、思ったこと。
なんか、「帰ってきた」感が薄い。。
「あれ?私の100%満たされる場所ってどこ…?」
期待ほどパワーチャージされなかった原因
振り返って、期待ほど「パワーチャージ」されなかった原因を考えてみました。
一時帰国の実態
その前にまず、状況をよりイメージいただくために、
一般的な「一時帰国の実態」を情報として前書きしておきます。
Info①:
- 日本への一時帰国は、宿泊地として両実家にお世話になる人が多いです。
- 実家に顔見せしたいし、全泊ホテルだと宿泊費がすごいことになるから。(年一回、フライド代は会社負担でも、宿泊費は出ない)
Info②:
- 病院めぐりと必要品の買い出し(=やりたいことというより、タスク系)で、一週間くらいすぐ埋まります。
- あと、夫さんはテレワークで実質不在が多い(夫の実家でもw)と思っておいた方がいいです。
期待値を上げすぎてた
ではさっそく、原因の1つめ。
「日本への期待値」を上げすぎていたと思う。
私はインドネシア渡航すぐの頃、何かをストレスに思うたびに
大丈夫、私の「ホーム」は日本だから!
と唱えて過ごしてきました。つまり、
- 「ここは期間限定の住処である」
- 「ストレスフリーな私の居場所は、別でちゃんとある」
と、自分自身を安心させてきたわけです。
だから、余計に日本が楽しみでした。
詰め込みすぎた
2つめは、詰め込みすぎたこと。(日程に比して)
我が家の一時帰国の行程は、以下で組みました。
旅程:
・往復フライト、夫も一緒で家族行動。全10泊。
・東京1泊→ 滋賀(仮)4泊→ 和歌山(仮)4泊→ また東京1泊後→ ジャカルタ戻り。
移動多くない!?
ちなみに、「滋賀」とか「和歌山」っていうのは、出身地の距離感・アクセスイメージです。
「エリアは近いのだけど、実家同士の移動が地味にアクセス整ってない」やつ。
事実、かなりエイヤで組みました。(笑)
どっちの実家にも顔出したくて…。
もちろん、両実家にはすごく歓迎してもらえて愛を感じたのよ!
その点はよかったけど、旅程プラニングの反省点を挙げるなら、
【反省点】
移動だらけで貴重な日程を食ってしまい、「ゆっくり休憩デー」がとれなかったこと。つまり、
タスク実行系で終わってしまい、リフレッシュの時間がほぼなかったこと。
「ホーム≠地元」と気づいていなかった
3つめは、滞在地のチョイス。
私は、上京して15年以上。友達も思い出も、既にほぼ東京にあるのに、
その事実に気づかずに地元だけを旅程に組んだこと。も、不完全燃焼の一因だったと思います。
「私のアイデンティティは、既に地元にない状態だ」ということ、
フライト等すべて固めた後で、今回初めて気が付きました…。
- 会いたい友達?…ほぼ東京だな。とか。
- 買い物系は駅徒歩10分でぱぱっと…?あ、済まないね。とか。(田舎だから車必須)
個室がない・常に誰かがいる
4つめ。「誰かとずっと一緒」状態の同居生活が久しぶりすぎたんだと思うw
夫を除けば、高校生以来でしょうか…?
- 自宅で好きなときに横になったり、
- ダラダラできたり、
- ドアで区切れる個人の空間があったりすること。
が、もはや当たり前になっていました。
そのため、居候感がなんとなく強かったです。
まあ、事実、居候してるんだけど。(笑)
そんなわけで、地元で数日過ごしても「ホームに帰ってきた!!」「充電完了!!」という感覚は、期待に反して薄かったです。
インドネシアにも日本にもホームを感じない。。
なにこの、家なき子感。
繰り返して言うけど、一方で、両実家からはとても愛を感じました!!!
「全10泊」の前提に比して、たぶんイベントが多すぎただけ。
イベントを減らすか、日程を延ばすかで、「予定なしデー」を何日かとれれば最高だったと思う。
対策:次回の一時帰国プラン
この反省を踏まえて、次回の帰国プランは以下で考えています。(夫にリクエスト済・承諾済)。
- 私の実家はパスでいいから、東京に長めにステイしたい。
- 10泊なら例えば、東京7泊・夫の実家に3泊(病院・買い出し系は東京で済ませる)。
そして
- そして、タスク系(病院・買い出し)だけじゃなくて、やりたいこと系(一人で電車に乗って目的地なく自由に歩きたい・友達に会いたい)の時間も欲しい。
- その間、子供の面倒を見ていてほしい(もちろん逆も然り)。
病院と買い出しを除くと、一時帰国の自由時間は、本当にわずかです。
その貴重な時間の使い道は、「実家はきっとこうしてほしいだろう」は一旦さておき、
自分たちのリフレッシュ優先で組んでいいんじゃないかと思ったよ
だって、せっかくの年一回のチャンス、移動疲れで風邪ひいたらまじで意味ないし!
あなたにもリクエストする権利は同等にある
ちなみに私の夫は、上京組だけど、地元にも親友がいたりして「地元でパワーチャージ」される系の人です。
だから、「地元が100%のパワーチャージ場所じゃない」状態なのは私だけ。
「夫婦ともアイデンティティが東京」ならまだしも、
私だけの希望でリクエスト言いづらい…。
夫は「仕事で」駐在しているわけだし
と思うあなたへ。
わかります。私も最初はかなり遠慮していました。
特に「お金を伴う判断」、
例えば夫の「それは高すぎるから無理」という意見に反論できなかったり。
「稼いでない遠慮感」って、あるもんですね。
だけど、色んな背景の友達* と、渡航後も雑談を重ねていく中で、
次第に私は「自分の立ち位置」を冷静に認識してきました。
* いずれも付き合いの長い日本の友達。男女、勤務経験の有無、業種、駐在妻経験の有無など様々
私は、今ではこう思う。
私(=配偶者への帯同で海外住まいをしている家族)にも、リクエストする権利は同等にある!
だって私は、すべてを置いて、ついてきたんだから。
そのために「家族」以外のすべてを手放していると言っても、過言ではない!(ドヤ
だから、夫と私の「パワーチャージ場所@日本」が違う場合、
「私にとってのパワーチャージ場所も同様に採用してもらっていいはず」
と、今では思っています。
パワーチャージできる環境をゲットしよう
実家/地元のステータスは、(たとえ自分の実家でも)人によってだいぶ差があると思います。
今挙げた
- アイデンティティがどこにあるか(日本で一番ホッとする場所はどこか)
の他にも、例えば
実家【ハード面】
- 交通アクセスがいい・または車を出してもらえるか
- 家の構造は子供に危険がないか(常に見張るべきか。これ、田舎あるある)
実家【ソフト面】
- 配偶者がいなくてもワンオペ状態にならず、主体的に助けてもらえる環境か(実家の年齢、健康状態、世代間の常識格差)
- 家族で一部屋、ドアで仕切れる場所(できれば布団敷きっぱなし)をお借りできるか。難易度高いけど、なければ代わりに↓
- 近場に、一時間でも一人になれるカフェがあるか
など。
居候の身で贅沢かもしれないけど、私にとってはどれも重要な要素です。
全日程で「こうしてくれ」とは言わない。「限定何日か」でいいから、この環境をちょうだい!
というのが私のリクエストの趣旨。
貴重なチャンスで、存分にパワーチャージして、またインドネシアに戻れるから。
ただし、実家に泊まらない場合、ホテルかウィークリーマンションになるから、お金はかさむけどね…。
なお、一時帰国の日数について、「夫は一週間で先に戻る。妻と子は実家に+1か月滞在」パターンの人もいます。
「実家でパワーチャージできる」環境の人は、それも良いなと思います。
コメント
わかるわ〜
このブログの初コメントですわ!共感ありがとうございますっ