
ごはんって、何つくってる?

日本の夏料理のレパートリーでいいの?

ムスリム圏だと、豚肉料理は減る?
これからインドネシアに渡航する皆さん、特に、家族の料理を担う駐在妻さん。
メニューや食材について気になる点は、たくさんあるんじゃないでしょうか。

実は私、料理が得意ではありません。
そんなわけで、渡航前は、

私の数少ないレパートリーが、インドネシアで再現可能なのだろうか…

レシピ丸覚えならまだしも、「AがないならB+Cで代用して…」とかアレンジできないけど、大丈夫だろうか…
と、内心ドキドキしていました。
今回の記事は、自炊に関して「渡航前の自分」が知りたかったことをまとめました!
【今回の記事を読むと分かること】
- どんな自炊メニューが増えた・減ったか(ジャカルタの食材事情を踏まえて)
- 料理苦手な私がよく作るメニュー
- あって便利だったアイテム
結論としては、料理さほど得意でなくとも、

案外、いけます!
安心して渡航してくださいね。
渡航前の私の疑問Q&A
まずはQA形式で、かつての私の疑問にお答えします。
Q. 豚肉料理は減る?
A. はい、減りました。
代わりに、鶏肉メインが増えました。なぜなら、豚や牛よりも安価で質が安定してるから。

スープなど「肉、なんでもいいよ」というメニューは鶏肉を使う。
- 価格帯は牛=豚くらい(!)※豚にお得感はない
- 豚の味は日本より劣る気がします。
豚肉は非ムスリム(≒外国人)しか買わないので、回転率が低いんだろうなーと思う。

豚肉が恋しくなったらバリ(ヒンドゥー教徒が多い)に行こう!
Q. なくて不便な食材は?
A. ウインナーなど加工肉。カット野菜など時短アイテム。




日本でお馴染みの加工品、下処理済アイテムが少ないかな。
【見かけない例】
- 小分けのウインナー
- 小分けのハム・ベーコン
- 水煮根菜・水煮たけのこ
- カット済み野菜
【ウインナー】
現地で入手できるのは、こんな感じ。(わりと使う)



けど、贅沢言うなら、味・使い勝手ともにシャウエッセンが恋しいです。。
【ハム・ベーコン】
現地で入手できるのは、こんな感じ。(ウインナー同様、真空パックや冷凍ならある)

使い勝手よくないけど…。(私はほぼ使わない)
【カット野菜】
それと、水煮やカットのような、下処理済みの野菜もないの。

愛用していた時短アイテムが減って、私は悲しかったよ…
なお、他に見かけない食材としては
- みょうが、なめこ、生わかめ、魚肉ソーセージ
あたりですね。
Q. よくつくるメニューは?
A. 唐揚げ、鍋(具だくさんスープ)が増えました。


いずれも鶏肉メインで、かつ火をしっかり通せるから。
その他は後ほど。
Q. 日本の夏料理のレパートリーでいいの?
A.基本OKです。だけど、減った料理もあります。



【減った夏料理1】トマト缶、ツナ缶、鯖缶を使うような料理。
理由:ちょっと高いから。

日本では安価だから使っていただけで、高いと手軽感が消えるかな。
【減った夏料理2】そうめん。高いから。
【減った夏料理3】ピーマンを使う料理(ピーマン肉詰め、チンジャオロースなど)。
ちょうどいい硬さ・サイズのピーマンが少ないから。

日当たりが良すぎて、輸送時に硬く育っちゃうのかな…?w よくわかりません。
Q. 野菜はどうやって摂る? やはり加熱のみ?
A. 基本は加熱します(スープなど)。
【加熱以外の例】よく使うのは以下。
- 生野菜:プチトマト・キャベツ・レタス
- 冷凍ブロッコリー(indoguna meat shopにあるよ)
- フルーツ(救世主)



なお、青虫くんが出てくるのが怖いので、キャベツはハーフカット済みを買ってる。(笑)

同じ理由で、ブロッコリーも冷凍だけ買う。生は買わない(笑)
Q. 料理スタイルに変化はあった?
A. 全体的に「時間かかるな」と感じる。

あまり、丁寧な料理はしてこなかったもので…。
私みたいに、日本で時短アイテム活用派だった人は、「ちょっとした手間が増える」「洗い物が地味に増える」と感じるかも。
【例1】たまに、日本だと販売時にお店が除外してくれそうな部分が混ざっている。

パックされた鶏肉には、たまに筋や軟骨が残っています。
にんじんは、中央の芯が硬いことも(日本じゃ売り物にしないと思う)。

可食部を選り分けるのが、地味に手間だなと思う。
【例2】生姜・にんにくチューブの頻度が減り、生から調理する。


生姜チューブ、にんにくチューブは使用頻度が減りました。理由:高いから(笑)。
代わりに、料理ミニマム派の私には珍しく、生から潰したりすりおろしたりします。(高くてもOKなら、チューブも現地で買えます)

すりおろし器、もってきてね。
類似で、下処理済み野菜(例:「豚汁セット」のような水煮野菜、パックされたカット済ネギ・野菜炒めセット・千切り済キャベツ)も日本でフル活用していたので、それらがない分「時間がかかるな」と思う。
自分で調理しろよってね(笑)
Q. 料理が面倒なとき、エスケープ策はある?
A. あります!お惣菜、Go foodなど。


パパイヤ(日系スーパー)のお惣菜、揚げ物がおいしいです。(※焼き鮭やおにぎりはちょっと微妙)
Go food(デリバリーフード)も気軽に使えます。UberEatsみたいな感じ。
安心してね!
よく作るメニュー
煮る・スープ系


ウチの高頻度メニュー↓
- 煮る系:肉じゃが、鶏大根、鍋。
- スープ系:豚汁。
鍋は「スープだけ味変」してわりと登場します。味噌バター味とか、コンソメとか、和風とか。
市販の鍋の素も駆使。
肉料理



- 肉料理:からあげ、鶏の照り焼き、ハンバーグ、生姜焼き。
- 大人向けには豚キムチとかも作ったりします。
卵料理


- 卵系だとオムライス。

卵はおいしいの、あるよ(鶏肉文化だし)。生食OKもある
なお、卵や豆腐は、一定数買うと新鮮なままアパートに届けてくれるサービスがあります。LINEで「卵グループ」「お豆腐グループ」をつくり、一緒に注文している人もいます。
小鉢系

- 小鉢系:きんぴらごぼう、味玉
カレー・シチュー系
カレー、シチュー、ハヤシライス。


子どもがカレー辛口を食べられない(=甘口を別鍋で作らないといけない)ので、ウチではシチュー・ハヤシライスの方が頻度高め。
魚料理について

ウチでは魚料理は作っておりません。
私がお腹弱いから。(またそれw)

魚を食べたい時は、缶詰を使うか、外食するよ

外食でおいしいと感じる魚料理は、サーモングリル・白身魚のフライ(フィッシュ&チップスなど)。

比較的どこでもあるメニューだよ

和食系だと、ピンポイントで以下2つがお気に入り。


なお、スーパーの魚で、問題なく料理している友人はたくさんいます。
あって便利だったアイテム
ここからは、持ってきて便利だったものをご紹介。
圧力鍋
No.1は、圧力鍋かな。持ってきてよかったと思う!



圧力鍋は、価格帯(6000円~5万円超まで)・機能が本当にいろいろ。ご家庭に合ったものを選んでね
↓参考までに、私が使っているもの(の、後発モデル)はこちら。(結婚お祝いのいただきもの)
- ドイツのメーカー。3~4人家族なら4.5Lが使いやすいと思う。
- 【好きな点】パーツがシンプルで洗いやすい。(圧力鍋には、洗うのがちょっと面倒な商品もあります)
- 【デメリット】加圧サインが目視タイプなので、加圧中はキッチン周りにいる必要がある。(圧力鍋には、音で知らせる商品もあります)
なお、電気圧力鍋(ホットクック系)も持ってきたのですが、ウチでは現在眠っています。。

海外変圧器が思ったより大きくて邪魔だったのと、キッチンが思ったより狭かった。(笑)

日本だと、電気圧力鍋の方が活躍してたんだけどね…
【電気圧力鍋との違い】
圧力鍋:コンロで使う。調理場所が「ふつうの鍋と同じ」なので別途スペースは不要。
電気圧力鍋:例えるなら炊飯器のようなもの。調理場所として、電源プラグが届くテーブルの確保が必要です。
個人的には、海外においては、電気圧力鍋より、コンロで使える圧力鍋の方が扱いやすいと感じています。
茅乃舎のだし
おダシはこだわってもいいと思います…!海外スーパーの食材が「懐かしい、ほっとする味」になるから。
私の友人で(私含め)愛用者が多いのは、やはり王道の茅乃舎です。

帰国のたびに買い足すよ

日本では全然使ってなかったのにね。自分でもびっくりw
たまに出張のおみやげで(夫に)くださる人がいます。センス良すぎて泣けます。(笑)
調理の素、鍋の素
調理の素、ストックあると便利です!
- 「回鍋肉の素」「麻婆豆腐の素」などの合わせ調味料
- 「プチっと鍋」「鍋キューブ」などの濃縮素
- カレー・シチューのルー(子供用も)
- からあげ粉
からあげ粉は、鶏むね肉でもおいしく仕上がるものがおすすめ。

パパイヤのからあげ用カット肉は、鶏もも・むね肉がMIXなの。
まあ、鶏もも一枚肉から自分で切ればいいんだけどね…ラクだから…(笑)

日清のは、揚げた後、もも肉かむね肉か分からないくらいおいしいよー
※なお、調理の素は、大部分が現地でも買えます。ちょっと高いので渡航荷物に入れておけると◎。
料理レパートリーから消えたもの
私の料理メニューから減った・消えた夏料理は以下です。
- 人参しりしり、たたききゅうり(生野菜の小鉢系)。お腹弱いんで。。
- 鶏ハム。完全加熱しない(余熱調理)ため、火加減が難しいから。お腹弱いんで。。
- サンドイッチ。手軽なハムがないから。
- ラタトゥーユ(トマト缶丸ごと系)。トマト缶が安くないから。
- ピーマンの肉詰め。ピーマンが微妙だから。
- チンジャオロース。水煮たけのこがないから。
【番外編】病人食
番外編として、体調を崩したときに食べる、パパイヤで買えるものをご紹介しておきます。
- 焼き芋(意外枠)
- 冷凍うどん
- みかんゼリー(お馴染みのたらみゼリーあります!)
- バナナ
この辺はすぐ手に入るので重宝しています。
まとめ
今回の記事は、自炊に関して「渡航前の自分」が知りたかったことをまとめました。
- どんな自炊メニューが増えた・減ったか:からあげ・鍋が増えた、豚肉・ハムベーコン・生野菜が減った。
- 料理苦手な私がよく作るメニュー:(上記以外で)肉じゃが、鶏大根、豚汁、オムライス、鶏照り焼き、ハンバーグ。
- あって便利だったアイテム:圧力鍋、だし、調理の素。
第一印象は、「日本の食材、思ったよりあるな」。
私は料理レパートリーが少なく、応用できないので心配していましたが、あまり苦労せず2年以上なんとかなってます(笑)。

料理苦手なあなた、困ったらからあげと鍋で乗り切りましょう!!
安心して渡航してくださいね。
もし可能なら、おだし・調理の素ストックを渡航荷物に入れておくと便利かと思います!
コメント