
メイドさんの給料、いくら程度が妥当なの?

解雇するときの退職金は必要?
私は、今のメイドさんで3人目。
今の方に出会うまでに、計10人以上のメイド候補と給与交渉してきました。

私自身、初めて探すときは相場も何もわからず苦労しました…
今回は、過去の自分が困った点を中心に、「給与編」として記事にまとめたいと思います。
※この記事に記載の金額は、あくまでも「個人の感覚」です。2022年~2025年現在・ジャカルタにおける私自身の経験を踏まえたもの。参考程度でご参照ください。
*関連記事:「面接・お試し編」はコチラ
メイドさんの給与相場
まずは、メイドさんの給与相場から。
具体的な金額の前に、いくつか前提を書いておきますね。
前提
【物価上昇】
まず、ジャカルタの物価はどんどん上がっています。特にコロナ以降。
メイドさんの給与も「思ったほど安くできない」こともあります。
例えば、「コロナ前からずっと同じ人を雇っている」お友達に給与金額を聞いたとして、
今から新規で雇うあなたが同じ金額で交渉しても、成立しない可能性はあります。
【仕事スキルによる】

以下の仕事スキルを持つメイドさんは、高い傾向があります。
- 日本人家庭が長い、ベテラン
- 日本人の感覚をよく理解している(クロスの使い分けなど)
- 日本食を料理できる

「子どものお弁当用に、揚げ物を冷凍ストックしてもらえて助かる」という友達もいたよ。
単純な調理補助(例:揚げ物作業)だけでなく、「日本料理がおいしい」「豚肉調理もできる」人はさらにレア。
【言語スキルによる】

以下の言語スキルを持つメイドさんは、高い傾向があります。
- 英語が使える(英単語がわかる)
- 日本語が使える(単語がわかる)
特に渡航初期は、google 翻訳でいちいちバハサを調べずに指示できるので、重宝されると思います。

私も、最初から英語できる人にすればよかったかな…(←シンプルな指示にもだいぶ苦労しました)
【雇用時間による】
通いの場合、雇用時間が「短いほど割高」になる傾向があります。
例えば、メイドA:週5×3時間、メイドB:週3×3時間の場合。
メイドAの雇用形態は、1時間あたりがBより安くても合意しやすいと思います。
相場・底のイメージ
上記を踏まえて、金額の相場です。
インドネシア語オンリーで、通い・3時間Rp.100k(約1000円)であれば、だいぶ安い方だと思います。

※2022~2025年、私が10人余りと給与交渉してきた個人の感覚です。
もしも、先に挙げたスキル面で秀でた点があるメイドさん(例:日本料理がじょうず、英語ができる)場合には、もっと高くなると思いますね。
余談ですが、これは日本人が雇う場合です。インドネシア人がインドネシア人のメイドを雇う場合はもっと安いそう。(バハサの先生に金額を聞いて、私はびっくりしました。。)
相場・上のイメージ
ここまで、「安い方」のバーイメージの話をしました。

じゃ、高い方のイメージってあるの?
っていうと、はい、あります。
あなたが「ありがたい」と思う秀でたスキルや察しの良さが特になく、通い・3時間Rp.180k(約1800円)だと、ちょっと高いなというイメージ。


私は、1人目のメイドさんをこの条件(180k/3h相当)で雇っていました。2023年頃の話です。
ですが、後々「これはスキルに比べてちょっと高かったな」と気が付きました。
- そのメイドさんは、外国人(インドネシア人以外)の勤務経験がなく、感覚が大きく違うなと思う点が多々ありました。
- 仕事ぶりは至って「並」。
- 「人におすすめしたい!」とか、「次の働き先探すのを協力してあげたい!」という感情は、私は湧きませんでした。
(次にいい人が見つかったので、円満解雇しました)
ですので、
金額の「上のイメージ・下のイメージ」をベースに、「スキルを加味」して交渉できるといいと思います。


スタートは低めで提示するのがおすすめです。
友達に相場を聞いてみる
もう一つ、相場に関しておすすめの方法。
それは、友達(日本人でメイドさんを雇ってる友達)に

どんな条件で、いくらぐらい?
と聞いてみること。
案外、ふつうに教えてくれます。
なお、エリアで相場が違うことがあるので、ご近所で聞いてみてください。
退職金やボーナスは必要?
次に、「退職金・ボーナス」についてです。
日本人は退職金もボーナスも払う人が多い
私の周りの日本人は、両方とも払う人が多いです。

私も、初回から特に疑問なく払いました。
ライフネシア「駐在ハンドブック」で以下の記述を見ていたので、「そういうもんだ」と思って。
レバランの際には、「テーハーエル(THR)」と呼ばれるボーナス(給料の1ヵ月分)を支払う慣習がある。(中略)
雇用主側の都合で解雇する場合は、「月給×勤続年数」を目安とした「補償金」を支払う。
引用元:インドネシア駐在ハンドブック2024 | ebook5(P.105)
目次・全体像は2020年版が見やすいかもしれません→INDONESIA HANDBOOK LIFESTYLE 2020 – Lifenesia(P.114)
なお、払わないケースも聞いたことはあります。直接の知り合いではなく、他の国籍の雇用主です。
(例1)前のメイドさんの雇用時に「THRありますよね? 以前もらえなかたことがあるので確認したいです」って聞かれました。
つまり、前雇用主で払わない人がいたっていうことですね。
(例2)在住歴の長い美容師さんから「THR支払わない人(他国籍で)も全然いるみたい」と聞きました。

個人的には、「そもそも月給が安いのだし、ボーナスは払ってあげてもいいんじゃない」と思ってる派。

あと、退職金(補償金)は「円満解雇の安心料」だと思ってる。
「こんだけあげるから、こっそり盗んで去らないでね」と。(笑)
Q&A
以下、メイドの給与に関する「渡航初期の私の疑問」を集めてみました。
Q.もう少し質を求めたい。でも、求めるレベルの人が存在するのか、インドネシアのメイドさんは「全員こんなもん」なのか、基準がわかりません。
「給与交渉は、スキルを加味して…」と言われましても、

今の人のスキルが高いのか低いのか、お国柄の基準がわかりません!!!!
はい、これ、2年前の私の疑問です。w

あまりにも「共通認識」が違うので教え込むのに疲れてしまい、イライラしておりました。(笑)
過去の私にアドバイスするなら、私はこう言います。
A.何人かチョバ(=お試し)してみてください。
「メイドさん探してます」というていで、候補者と面接後、
一度チョバ(=お試し・トライアル。いくらか支払って数時間働いてもらい、採用可否を決めること)してみると、色々見えてきます。
たとえ雇い替えする可能性が低くても、「他を知って比べる」意味でチョバはアリだと、個人的には思います。

一人目のメイドさん、モヤモヤしながら一年半雇い続けたけれど、もっと早くチョバすれば良かったと思ってる
ただし、「候補と面接」し、「横について、働きぶりをチェック」する一連の流れは労力使うので、心の余裕がある時にやってくださいね。(結構疲れます。)
+++ここからはちょっと余談。+++
トータル3人「チョバ」して、私が悟ったこと。それは、
全般的に、クロスの使い分け・ハンガーの使い分けが、苦手な人が多いです。

「苦手」というか、「日本人とそこの感覚が違うのがデフォルトなんだな」と私は気づきました。

つまり、「なぜこの感覚がわからないのだろうか…」とモヤモヤしていた事項のうち、
- 半分はデフォルト(他の大多数のメイドも理解しづらいセンス)で、
- もう半分はその人個人のスキル不足だったのだ
と「なんとなくの基準」が分かり、なんかスッキリ。

その後の採用基準は、チョバで「こうしてくれ」と教えた後に、「素直に受け入れ、覚えてくれれるか」で決めることに。
自分の中で方針ができました。
採用の流れ・チョバの見るポイントについては、別記事で詳しく。
+++余談ここまで。+++
Q.2週間、一時帰国します。日割り計算でもいいですか。


ねえ、日本のバイト感覚なら時間給だよね?
シフト入らなかった日はお給料ないよね?
はい、これもかつての私の疑問です。
それで、在住歴の長い友達に3人ほど聞いてみたのですが、

周りに日割りの発想の友達はおらず。
「私、ケチなんかなwww」と若干凹みました
少なくとも私の周りは、「雇用主都合の不在」は、通常どおり1ヶ月分を満額支払いでした。
日割り計算してる人は、まだ聞いたことがありません。
本気で日割りにしたいのであれば、「その間に別の雇用主のとこに逃げちゃう(戻ってこない)のも覚悟で提示してみる」のは、可能性としてアリだけど…と言われたことはあります。
まあ、よく考えたら、
- 「安い給与水準で働くニーズがある」ということは、すなわち、
- 「その金額を欲しいくらい困っている層」ということでもあるので…
「旅行いくから給与ナシね。でも他に行くなよ」は、理不尽かなと。

優秀なメイドさんほど、他に職探ししちゃいそうな気がします。
というわけで、過去の私にアンサーするなら、以下。
A.雇用主都合の休みで、日割り計算は基本「ナシ」。
ただしリスク承知で聞いてみるのは自由。個人間の合意だからね。
Q.年明けから雇ったので、レバランまでに3か月しか働いていません。ボーナスは減額でもいいですか。

雇ったばかりなのに、1年働いたときと同額ボーナスって、なんか納得いかないような…
これに関しては、私はよい事例を持ち合わせていないのですが…。参考までに、
過去に、「レバラン1か月前から雇用スタート」を検討していたメイドさんがいました。そのメイドさんに私は、雇用前にこのような提示をするつもりでいました。
「初年度のTHRなし。ただしチップとしてRp.○○払う。○○年からはTHRあり、給与一か月分」

※結局、先方の希望で「レバラン後」の雇用スタートになったので、実際は提示していません。(ので、リアクションのデータはありません。。)
というわけで、アンサーするなら、以下です。
A.もし、初年度のボーナスを減額したい場合は、雇用前に交渉すべきだと思います。

レバランまでの期間が短いケースなどは、先方も納得するかも。
なお、友人の中には

雇用期間が短ければ、THRは現金なしで、
kue nastar(レバラン期に好んで贈答される焼菓子)をあげるとかでいいんじゃない?
という人もいました。

判断は人それぞれ。周りの人に聞いてみると良いかもしれませんね。
Q.旅行中は洗い物も出ないし、バスルームも汚れません。給与を満額払うとして、何してもらえばいいですか。

不在時も1か月分払うなら、出勤して何かしら仕事してほしい…
私は、そう思っていました。ケチなのでw
このQにアンサーするなら、こう答えます。
A.普段できないところをリストにして、「これやっといて」と頼んでOKです。


友達のメイドさんは、自発的に「カーテン洗いましょうか」など申し出てくれるそう(うらやましい)。
私は、初年度は「不在中のやることリスト」を渡しました。
- 窓ガラスを拭くとか、
- 扇風機の羽を拭くとか、
色々ひねり出して。

ただ、そのリストを作るのも結構労力を割くんですよね…
一時帰国前って、ただでさえ買い物リストとか作ったりで忙しかったので、「しなくても、よかったかもな」と後から思いました。
余裕があればっていう感じです。
まとめ
今回の記事では、メイドさんの給与相場、退職金・ボーナス有無について、私自身の経験を踏まえて書きました。
- 給与相場:3時間Rp.100k~Rp.180kを念頭に、スキルを加味して交渉。
- 退職金・ボーナス有無:日本人はどちらも払う人が多い。
【再掲】※この記事に記載の金額は、あくまでも「個人の感覚」です。2022年~2025年現在・ジャカルタにおける私自身の経験を踏まえたもの。参考程度でご参照ください。
メイドさんは「期待値に達する人」に出会うまで時間も手間もかかりますが、個人的には、ぜひ雇ってほしいです。

雇うことで、あなた自身の時間を捻出してほしい。
ウキウキのインドネシアライフになりますよう、応援しています!
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