突然ですが、あなたは今、人間関係にお悩みですか?
駐在妻の人間関係:悩みのタイプ
駐在妻の「人間関係の悩み」には、2パターンあると思います。
1)仲のいい友達ができない →まずは、出会う努力をしよう。あとはぶっちゃけ、運!
2)関わりが多すぎるので、減らしたい →今回の記事は、こちらの悩み向け。
【今回の記事で、誰に・何を伝えたいかというと↓】
誰に:
- みんなに好かれたいタイプの人
- 発言の背景・表情まで気にしちゃう繊細な人
これを伝えたい:
- 「どう思われてもいいや」である程度自由にふるまうことと、その具体的なアクション
- 心身の健康が最優先であること
- 駐在妻付き合いの特性:良くも悪くも「期間限定」。好きにやってみて大丈夫だよ、ということ
*なお、悩み1)のパターンの人におすすめ記事はこちら:
私のストレス談
駐在妻生活中、以前たまーにあったのは、「誘われて、迷うんだけど、断りづらい」こと。
その心は、こんな感じ。
せっかく声かけてくれたし…
(一度断っても)断りっぱなしじゃ悪いし、リスケや代替案を申し出た方がいいのかな…
私はその時期ちょうど、渡航後スランプのようなもの(ストレス期)に陥っていたこともあり、
人付き合いにおける
「参加に迷うこと・リスケを義務と感じてしまうこと」
に、ちょっと気疲れしてしまいました。
おすすめの解決策
解決策としておすすめなのは、まずこのマインドで行くこと。
人から「どう思われてもいいやー」というスタンスで、
ある程度わがままに(自由に)ふるまう。
私は、これでだいぶ気疲れが解消されました!
ところで皆さん、知ってましたか?
2:6:2の法則といって、どんな人にも、あなたを好きな人=2割、関心がない=6割、嫌いな人=2割いるそうです。
嫌われる2割とは、関わらなければいいだけ。
そのままのあなたでも、2割は好きでいてくれる。
川口 美樹著・なぜあなたの恋愛は思い通りにならないのか?
じゃあもう好きにすれば良くない?と思いませんか?
私と同じ繊細タイプの駐在妻さんに、「思い切って好きにやってみても、案外大丈夫だよ!」と伝えたい。
もちろん、人と人との関係ですので、失礼のないような最低限の礼儀は必要だと思います。
その線引きの裁量は、個人にお任せしますね。
では以下、「関わりが多すぎるので、減らしたい」お悩みへの、具体的なアクション。
体験談もあるし、
元職場での飲み会回避策を流用したのもあるよ
迷ったら断る
「人との関わりが多すぎる」とあなたが思う間、
「迷うお誘いには行かない」と最初から決めてしまう
ことで、人との関わりを調整します。
- 直観で「絶対行きたい!」と思ったら即、行く返事。
- 迷ったら、「予定があるのでゴメン!」ですぐ断っちゃう。
「迷う」=「行かないでもいいかな?」と自分の中で思う要素があるんだと、最近私は思うようになりました。
(疲れ気味とかの体調マター含めて。)
なお、迷ったとき「一旦断る」方を選ぶのは、もしも気持ちが変わったとき、「ドタキャン」より「ドタ参」の方が一般的に寛容だから。
「予定」の定義を広く持つ
「予定がある」と断るとき、誰かとのアポがなくとも、何もウソついてるわけではありません。
「自分との予定」や、「○○の前に△△しておきたい」事務的な作業も、立派な「予定」です。
例えば…
- その日は、カフェでこの本の続きを読みたいと思っていた
- 一時帰国の買い物リストを作り、webカートに入れる作業をそろそろやりたい
- 前後の日に外出予定があるので、この日は家でゆっくりするつもりだった
これ全部、予定です!
多くの場合、誰も「予定って何?」とは聞いてきません。
仮に訊かれても、堂々と答えればいいと思う。
インターナショナルな友達ともつきあう
「人と会う」枠を、より人付き合いがさっぱりした友達(ここでのおすすめは、インターナショナルな友達)に使ってみます。
(理由1)気遣いしすぎを減らせる
インターナショナルな友達は、「グループ行動・空気読む・律儀なホウレンソウ」の発想が日本より薄い気がします。
忘れてた、sorry!
とか、マメな返信ないとか日常だし。
で、あなたはどうしたいの?
とかストレートに言ってくれるし。
この感じ、慣れると気楽。
(理由2)一周回ってホームの良さを知る
文化や認識の違う友達とやりとりしていると、
- ミスコミュニケーションで苦労する経験
- 伝わるのにだいぶ遠回りする経験
は、必ず出てきます。この経験を持っておくことで、
その後日本人と関わるときに、ジワジワありがたみを感じます。
わー、日本人スムーズだな。と何度も思った(笑)
念のため言っておくと、私は日本人以外がきらいとかじゃ決してないです。むしろ垣根なく関わってる方だと思ってる。
他の世界を知ったからこその「ホームの良さ」って、あるよね。
遅れて参加・途中抜け
物理的に参加する時間を「短く区切る」ことで、人と関わる時間を減らします。
予定(広い定義の)の後に遅れていくか、
「そろそろ行かなきゃ!」とさわやかに去ります。
他グループの予定とガッチャンコ
既にある他の予定との「合同開催」を提案することで、人と会う回数を減らします。
ついでに、人数増に乗じて、「さっぱり系」の人の隣をキープ。
あるいは疲れてたら、「聞く側」に徹して自分の存在感を薄めるもよし。
***
以上が、これから未来形で実行できそうな解決策です。
さて、ここから先は、「これから渡航する」人向け。
グループなどは、既に入ってると、途中から抜けるのが難しいこともあるから。
グループに属さない
グループに属さない=個人ベースで色んな人とつきあう。
固定メンバーを持たないことで、芋づる式?というか、マルっとした関わりを減らします。
(※グループが心地よい人もきっといます。これは完全に好み。)
一人を楽しめるタイプなら、属さないのが気楽だと思う。個人的には。
ちなみに私はよく、「誰か、共通の知り合いを誘おう」となったときに
えーとそれで、甘ママさんて誰と仲いいんだっけ?
と訊かれます。
「いつも一緒にいる特定の誰か」の顔が、全く浮かばないんだと思う(笑)
私にとっては、そのくらいがちょうどよかったりします。
LINEグループに入らない
LINEグループに「そもそも入らない」ことで、「会ってない時も人と関わる」チャネルを減らします。
なお、「メンバーの一員として、継続的な参加や返事を要するような」グループチャットに入らないという意味です。
(例外)
- 見る専ならOK。
- 事務連絡用(クラスなど)ならやむなし。
- あと、ホントに全員が心地良いならもちろんOK。
経験上、一度入ると抜けづらいので、最初から断れるとベターです。
駐在妻間に限らず、私は「基本LINEグループには入らない」と決めています。
なぜなら、性格上、
・自分が返信してない・返信が遅いことを申し訳なく思うから。
・何か決めるとき、結果的に人任せになることを申し訳なく思うから。
・または、「案を出さなきゃ・トークに参加しなきゃ」と頑張ってしまい疲れるから。
以前日本で、ゼミ卒生のLINEグループでそういう思いをして、悩んだ末にチャット退会したことがありましてね…。
私、基本スマホ見てない(デジタルOFFの時間を大事にしている)から、返事遅いのよ。
そんなわけでこちらでも、(見る専やスポットを除き)密なLINEグループには入ったことがないです。
(誘われたこともないけどな!ドヤ)
メイドさんを共有しない
メイドさんを「共有する」とは、例えばメイドAが、同じアパート内で
- 8~10時:Xさん宅
- 終わり次第:Yさん宅
- 休憩後、15時~:Zさん宅
のように複数家庭を掛け持ちすることです。
日本人家庭の習慣を良く知る、「デキるベテランメイド」さんに多い印象。
この場合、
「あなたが家にいた・外出していた・風邪ひいてた・旅行中」など、
メイドさん経由で情報が筒抜けになる可能性はあります(笑)
この可能性を「アリと思うか否か」は、あなた次第。
「人との関わり全般で、適度な距離感が好み」の人は、直接の知り合いと共有しない方が気楽かも?
メイドさんの性格や会話の多寡にもよるから、「必ずそう」というわけではないけど、
「あれ?今日早いのね」など会話の節々で知る可能性はある、と思う。
なお、「人知れず風邪ひいてたら、メイド経由で知った友達から差し入れ来た」という温かいサプライズもあるかもしれませんし、完全に好み。
【番外編】リスケを忘れたフリ
最後に、番外編。「リスケを忘れたフリをする。」
これ、高等テクだと思う。
私は発動する勇気はないけど、誰かの「お守り」程度になればと一応載せておく。
かつて元職場のデキる先輩が、気乗りしない飲み会をスルーするのに使ってました。
「忙しくて今は難しいんですが、落ち着いたら是非こちらからお誘いさせてくださいね!」
と、好印象の即レスをして、私もそのメールの㏄に入ってたんですが、
そのお誘いは永遠に来なかった…(笑)
解決策のメリット
キャラ確立(既得権益)
これらの解決策を取り入れることで、得られるメリットは:
(メリット1)キャラ認定
そういう人と周りに思われる、つまり、
- さっぱりした自由人
- 「いつも二つ返事で参加」する主要メンバーじゃない、「サブメン」
- 「いつ誘ってもヒマ」じゃない、わりと他のことでも忙しい人(例:予定詰まってる、多国籍付き合いも好きな人)
としてインプットされること。
このキャラ、なったもん勝ちな気がしてる。
駐在妻だからこそのメリット
(メリット2)期間限定
仮に失敗して「何人かと気まずく」なっても、期間限定だし、何十年も付き合いが続くわけじゃない。
しかも、滞在する日本人メンバーは、本帰国・スライド・新規着任で随時入れ替わります。
何が言いたいかと言うと、
多少やりたいようにやっても大丈夫、リスクは限られてるよってこと。
リスク・弊害
逆に、一定のリスクもあります。
・気まずくなるリスク。(しかし期間限定だよ)
・変わった人認定のリスク。(開き直れるならメリットでもある)
・情報が回ってこない、誘われないことが多い。(半分これを狙ってもいる)
もし人と関わりたくなったら、基本「待ち」じゃ来ないので、自分から誘う必要あり。
注意書き
ここまで、解決アクションを色々書きましたが、
「キャラ的にどうしてもできない・合わない・うまく立ち回れる自信がない」人は、ムリしてトライする必要はないです。
エネルギー使って「断る」より、むしろ流れに逆らわずに「参加する」方が、
メンタル的にラクな人もいます。
私は今では「ある程度言えるキャラ」で行けるけど、昔は違ったので、「キャラ違いでどうしても言えない」人が存在するのは分かるから。
「こんな解決策もあるんだ~」とお守りにしつつ、
ムリなきよう、流れるのか断るのか、ラクな方を取り入れてね。
まとめ
帯同生活、人付き合いももちろん大事にしたいけど、
あなたの心身の健康が最優先です!
わがままとは、我がまま、つまり「思うがまま」と書きます。
「思うがまま」に行動していれば、そりゃストレスは減りますね。
明橋 大二 著・子育てハッピーアドバイス3
私が最近腑に落ちたやつ。↑
なんか自分、無理してるかな?と思う人、少しはわがままになって、自分を甘やかせていいんですよー!
と、言いたかった!
おわり!
コメント
新しい場所や国でのコミュニケーションは気を遣いますよね。
気楽に割り切るスキル、参考になりました。
「ジャカルタに住んでる日本人」というだけで、キュッと近しくなりますから、なおさら気を遣いますよね。
ありがとうございます!