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甘ママ

メーカー勤務10年→ 2022年~インドネシア駐在妻。
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海外赴任の帯同時に「退職」を選んで、結果的によかったと思うこと

仕事
記事内に広告を含みます

私は、配偶者のジャカルタ駐在に伴い、10年以上勤めた会社を「退職」しました。

一年経った今、他の選択肢(オンライン勤務・休職)ではなく、
退職を選んだからこそ、できている経験」は確かにあると実感しています。

今回の記事では、「退職を選んでよかったと思うこと」について書きたいと思います。

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仕事を辞めて感じたメリット

私が感じている「メリット」は以下3つ。(詳しくは後ほど)

【退職して私が感じているメリット】

①「数年先もノープラン」でいられることで、「これからの人生に自由・解放感」を感じるようになった

②所属に頼らない、「個としての生き方」を考えるようになった

③退職時、職場の人に「もう会えないかも」と思ってきちんとお礼が言えた(先方も出し惜しみなく応援の言葉をくれた)

※実用的な面、例えば金銭面キャリアの継続将来の確実性でいえば、辞めない方が有利だと思います。そこは大前提。

どの選択肢を採っても、それを選んだからこその「いいこと」はあるもんだな、と思ってるよ

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①人生の自由と解放感を感じた

1つめのメリットです。

私は仕事を「辞める」ことを決めたとき、

この先の人生で何をするか、本当に自由なんだな…!

と思い、解放感を感じたことを覚えています。

身軽さ」も感じたし、ここ何年かで一番ワクワクしました。

  • 「帯同中やること」が決まっていない。
  • 「本帰国してやること」が決まっていない。

かつ、ある意味「安定した身分」であり、お金の不安は必要ないです。

その点で、シンプルな「無職」とは異なる。

だからこそ、本当にゼロベースの自由な気持ちで、何をしようか?と日々考えることができました。

「数年先がノープラン」も、たまにはいいものです。

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②「個としての自分」を意識するようになった

私が感じているメリット、2つめ。

仕事を辞めて以降、私は、初めて

所属や肩書に頼らない、「個としての自分」を意識するようになりました。

「激レアさんを連れてきた」の若林*じゃないけど、

私という人物に「ラベリング」をつけるなら、何だろう

とか考えてみたり。(笑)

ちなみに私の「ラベリング」(現時点)は、

「まだまだ女性に不利な世の中で、”子供も、自分も。”を実現すべく、試行錯誤してる人」。

こんな風に、ゼロベースで「自分を形容する言葉」を考えたことは、今までなかったと思います。

自己紹介するとき、意地でも前職の話はしない。w

*バラエティ番組。面白いことを成し遂げた一般人を連れてきて、弘中(元アナ)が紹介し、若林(芸人)がツッコむ。

番組の終わりに、若林が「この人は、○○な人」と「ラベリング」をつけるのがお決まり。(例:○○だったのに、AAがキッカケでBBしちゃってCCになった人)

③「最後」のつもりで会い、きちんとお礼を言えた

退職挨拶時に「貰って嬉しかった言葉集」の色紙。セルフで作った(笑)

yosettiというwebサービスを使ったよ

おしり(期限)の意識をもって、会いたい人全員と会い、きちんとお礼を伝えられたこと。

これは、とても良かった。

退職前に私は、「○○さんに感謝を伝える会」と称して、お世話になった昔の上司や先輩を誘いました。

ありがたいことに、お声かけには率100%で応じていただけました…(ほっこり)

私は、「もう二度と会えないかも」という気持ちでその方々と会いました。

おかげで、後悔なくこれまでのお礼を伝えることができたし、

思いがけず先方からも、温かい応援ダイレクトな褒め言葉をいただくことができました。
普段口にしなさそうな人からも!

「言わずもがな」でなんとなく分かっていても、

やっぱり、言葉で言われると嬉しいです。

親友とか、定期的に会う間柄でなくても、「自分を応援してくれる人がいた」という事実に、
海外にいる今でも、励まされたりします

(色紙は目立つところに飾って眺めてる)

Q. もし辞めていなかったら?

ここからは、対極として

もし辞めずに「休職」だったら、今ごろ(今後)どうしてた?

を考えてみたいと思います。

同じレールを歩いたと思う

もし「休職」を選んでいたら、帰国後は迷わず前職に戻っただろうし、

結局この先も、同じレールの上を歩いただろうな、という気はします。

自ら変えるキッカケは、なかなか来ません

現状に大きな不満がない限り。

何かを手放すというのは、案外勇気がいるものだから…。

「前向きな理由で、今の仕事を手放すキッカケを得た」という点で、

私にとってはいいチャンスだったと思っています。

「自己紹介≒所属紹介」と勘違いしたまま生きてたと思う

私は、所属とともに「自分」を認識されることに、たぶん慣れすぎていました。

「○○高校の甘ママさん」

「○○社の甘ママさん」

という風に。

そして、所属を通して、私の人物像が「すんなり伝わる」ことに慣れていたし、便利さも感じていました。

いいイメージの組織ならその印象に乗っかれるし、

○○系が好きというカラーが伝わるもんね

だけど、それって正確には、「私の」自己紹介じゃないですよね。

所属なしで「ゼロベースの自分」を認識できたこと、これはいい収穫だったと思います。

人事情報や社内ゴシップに一喜一憂したと思う

もし「休職」を選んでいたら、

人事情報(上司や同僚の異動など)や社内ゴシップが常に気になっていたと思う。

業界ニュースもたまには見なくては、と思うかもしれない。(私マジメだからねw)

せっかく数年離れるチャンスなのに、

それももったいない気もします。

そのまま退職した場合、心残りだと思う

駐在都合の場合、結果的に辞める(職場に戻らない)可能性は、ありうると思います。

休職期間の上限もあるし、自分のやりたいことが変わる可能性もありますね。)

その時に、もしちゃんとお別れできないまま「退職にシフト」するとしたら、私は心残りかもな、と思います。

休職でも、お礼や挨拶は伝えると思います。でも、

「育休」(休業)も「退職」も経験した身としては、

休職と退職では、

送り出す側の印象もだいぶ違うんだなーと、私は思ったよ

その他のQA

Q.駐在妻の「自由」には限りがあるでしょ?

はい。確かに、海外帯同という特殊な環境下完全な自由とは言えません

子供がいる場合はなおさらです。

  • でも、妄想するのは自由です。
  • 妄想する時間もあります。

一度思いついてみたら、案外、その多くを「オンラインで実行」できたりもします。

Q. 自由すぎて逆に何していいかわかりません

その気持ち、よくわかります…

自分なりの「夢中になれるもの」が現地で定まるまで、迷走することもきっとあります。

でも、一周回って、今ではこう思う。

  • 何もしない」を楽しむもよし。
  • さあ何しよう」と新規開拓もよし。

期間限定と思って、「自分の好きな過ごし方って何だろう」とゆるゆる考える期間にしたらいいんじゃないかって。

私は、「迷走の経験」すらも、

比較的若くて体力のある、今の時期にできてよかったと思っています。

自分と向き合った」からこその迷走だし、

定年退職後、おばあちゃんで初めて迷走しちゃうよりずっといい

まとめ

帯同時に、仕事を辞めたからこそ「これを経験できてよかった」と思うことは、今のところすべて「マインド面」。

結局「気持ちの問題」ってことかーい

と思うかもしれませんが、

それでも私は、マインドは行動に直結するから、けっこう大事だと実感しています。

※個人の感想です。一律に退職を勧めるものではありません。

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